5月1日(金)のマーケット
GWの今週は前日までの3日間で931円の上昇となっており、昨日2万円の大台乗せも達成したことで、5連休前の週末はポジション調整の売りと、利益確定の売りで下げ幅574円と大幅安の展開となりました。また、トランプ大統領がコロナウイルスの元凶を中国武漢の研究所発として、報復のため中国に対し関税を課すとの報道もあり、買いの手が引っ込む状況。 昨日とは対照的に、本日は東証33業種全業種が下落と全面安商状でした。
新興市場も反落。しかしながら下落率は小幅に留まっております。ジャスダック市場ではテラが3日連続のストップ高。マザーズ市場では10アンジェスが10連騰となり、UUUMは吉本興業と資本業務提携を材料視し2日連続のストップ高と値動きの良い銘柄の物色は継続。
昨日の大幅上昇で一目均衡表の抵抗帯(いわゆる雲)抜けを達成し、ザラ場では1月高値から3月安値の半値戻し水準まで戻りを見せましたが、本日の大幅安で4日ぶりに5日移動平均線を割り込んでしまいました。
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注目記事 Pick up
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【どうなる「GW」明け相場 実力株、「悲観」を逆手取り】
日本証券新聞5月7日(木)紙面1面記事掲載
引き続きアク抜け株に照準
期待先行の反動安ムードに包まれ、5月1日の東京株式市場は1部上場銘柄の85%が下落。日経平均は一時、641円安(下落率3.2%)の1万9,551円と急反落した。
前日の2万円台回復に違和感を覚えていた慎重派や弱気派の間からは早速、「先走り過ぎの咎(とが)め」「調整相場再開のサインが灯った」との声が上がっている。「セル・イン・メイ(Sell in May=5月に売れ)」という言い伝えの兆しを嗅ぎ取ったこうした見方に対し、一時的とはいえ2万円を回復したことで突破口が切り開かれたとする強気派は逆。GW(ゴールデンウィーク)前のポジション整理が重なった「想定内の自律調整」とみている。
国内ではGWのため、2日から6日まで取引は5連休。しかし、米国や欧州では通常通り。従って、このGW中の海外情勢が大型連休明けとなる7日(木)以降の日本株の帰趨(きすう)を左右する可能性が高い。
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今日の市況概況
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5月1日(金)☆[概況/大引け]
5連休中の米国株下落リスクを警戒し大幅反落。新型コロナウイルス関連のタカラバイオやアイロムG、フューチャーは高い
大引けの日経平均は19,619.35円の574.34円安、TOPIXは1,431.26ポイントの32.77ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は324、値下がり銘柄数は1,807。出来高は13億6,465万株、売買代金は2兆2,980億円。
日本の5連休中に米国株の取引は4営業日あるため、下駄を預けるリスクが高いことから連休前にヘッジ売りが出て日経平均は大幅反落となった。
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