5月7日(木)のマーケット
日本がGWの連休中の間では大きな波乱は無かったものの、前日のNY市場安と円高傾向を受けて続落スタートとなりました。後場からは中国の4月の輸出がドル建てで前年同月比3.5%増となり、4カ月ぶりに前年同月比プラスとなったことから、中国景気回復の兆しと受け止められ日経平均は小幅高に転じました。また、米国商務省が5Gの標準設定において、中国のファーウェイとの協力を容認すると報じられたことを受けて、6日のナスダック市場では半導体株が買われた流れを引き継ぎ、東京エレクトロン(8035)や村田製作所(6981)が買われる展開となりました。
新興市場も反発。連休の谷間にも関わらず、マザーズ市場の売買代金が2,300億円超と大商い。ジャスダック市場では新型コロナウイルス治療薬研究のテラが4日連続のストップ高。マザーズ市場では今や市場の「主役」のアンジェスが新型コロナワクチンの量産体制を整えると報じられ11連騰となり、ストップ高。アンジェスと共同研究のヒューマン・メタボローム・テクノロジーズは4日連続のストップ高と、引き続き活発な資金流入が続いています。
チャート上では、一目均衡表の抵抗帯(いわゆる雲)の中での推移。陽線となったローソク足の形状は悪くはなく、早晩に5日移動平均線(1万9,808円)を回復すると上昇トレンドも期待されます。
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注目記事 Pick up
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【水野文也の勝ち組への道】
日本証券新聞5月8日(金)紙面1面記事掲載
withコロナで生活様式一変
緊急事態宣言が5月末まで延長されたが、特定警戒都道府県以外では徐々に休業要請が解除される方向にある。先行きに不透明感は残りながらも、株価はここから新型コロナウイルスの終息を織り込んでいきそうな状況となってきた。
既に日経平均は年初来高値からコロナショックで下げた幅の半値戻しを達成。相場格言の「半値戻しは全値戻し」を期待させる動きとなっている。最も感染者数、死亡者数が多い米国では、NASDAQ指数が押した幅の3分の2戻しを達成、コロナの影響が比較的小さいとされるIT関連や、環境が落ち着いた場合に成長が見込まれる半導体関連などを中心に、回復を先取りする動きが活発化しつつある状況だ。
(中略)
マクアケは昨年末最高値を意識
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今日の市況概況
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5月7日(木)☆[概況/大引け]
全般もみ合い商状の中、新型コロナウイルスワクチン関連は人気を博した
大引けの日経平均は19,674.77円の55.42円高、TOPIXは1,426.73ポイントの4.53ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は1,118、値下がり銘柄数は989。出来高は13億5,134万株、売買代金は2兆2,877億円。
連休中の米国株安と円高を受けて、日経平均は朝方19,448円(170円安)となったが、売り一巡後に下げ渋りを見せた。
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