8月19日(水)のマーケット
前日の米国市場でNYダウは小幅反落。追加経済対策を巡る米与野党協議に進展が見られず、法案成立が9月にずれ込む可能性が高まった。アマゾンやアップルなどのハイテク株は新型コロナウイルス下でも強いという見方で買われました。S&P500は続伸となり、半年ぶりに最高値を更新。ナスダック指数は続伸です。本日の東京市場は小幅安での寄付き後に、円高進行の一服から買い戻されプラス圏での推移。積極的に買い進む向きは見られずに見送り商状の中、反発となり大引けの日経平均は59円高の2万3110円。売買代金は1兆6966億円と薄商い継続。
新興市場も続伸。ジャスダック平均は小幅続伸。出前館はウーバーイーツに対して買収提案との報道を受け急伸。ストリームメディアとアルバイトタイムスが大幅高。対して、マクドナルド、アプライドは下落。マザーズは引き続き活況。マザーズ指数は5日続伸。直近IPO銘柄のモダリス、KIYOラーニングが買われ、コマースOneはストップ高。NexToneは株価1万円台乗せ。一方、T&Sは一服。カオナビは下落となりました。
チャート上では4日ぶりの陽線。5日移動平均線(2万3159円)上抜けまでの勢いはありませんでした。
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【仕込み最優先 「G・C」と「買い残減」銘柄に的】
日本証券新聞8月20日(木)紙面1面TOP記事掲載
G・C銘柄 ファナックなど有望
ドル・円相場が1ドル=105円台前半まで円高が進んだこともあって、全体相場はいまひとつ気重い状況が続いている。しかし、ここは前向きに取り組んでいきたい。相場の深部で「変化の胎動」がうかがわれるからだ。日経平均は19日、75日移動平均線が200日線を上抜いて、いわゆるゴールデン・クロス(以下、G・C)のチャート・パターンを形成。一方で、東証が18日引け後に発表した信用買い残は大幅に減少した。こうした動きは将来の株高の伏線となる。仕込み最優先の局面だ。
上昇を続ける株価の中期トレンドに当たる日経平均の75日移動平均線が19日、長期トレンドラインに相当する200日移動平均線を越えた(チャート参照)。昨年9月以来、11カ月ぶりのG・Cだ。
投資家にとって、ゴールデンクロス、つまり「黄金の交差」といわれるこのG・Cは過去75日間の平均買い値が200日線のそれを上回りつつあることを意味し、物色マインドの好転を示唆する。
前回のG・Cとなった昨年9月26日(当日の日経平均終値は2万2,048円)では、その後、短期間のタイムラグを挟んで、10月11日から日経平均は動意づき、12月13日には2018年10月以来の2万4,000円台を奪回した。今回も目先調整一巡後に株価がスケールアップする可能性が出てきた。
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今日の市況概況
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8月19日(水)☆[概況/大引け]
円高進行一服に伴い、小幅高に。ソフトバンクGやNEC、富士通が買われ、リターンリバーサルで不動産株も上昇。ソニーと半導体関連は安い
大引けの日経平均は23,110.61円の59.53円高、TOPIXは1,613.73ポイントの2.88ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,115、値下がり銘柄数は954。出来高は9億1,533万株、売買代金は1兆6,966億円。
米国ではコロナ追加経済対策を巡る与野党協議が膠着し、景気悪化懸念から長期金利が低下したため、ドル安円高が進んだ。
1ドル=105円台前半の円高を受け、日経平均は下落して始まったが、円高進行一服に伴い、小幅高に持ち直した。
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