12月14日（月）のマーケット 
前日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反発。ディズニーは動画配信サービスで有料加入者数が1億3,700万人を突破したと発表し、2024年度までに動画配信サービスの総加入者数が3億～3億5千万人に達する可能性があるとの予測を発表して大幅高となり、NYダウを押し上げ。NYダウは前日比47ドル高(0.16％高)の3万46ドル。ナスダックは反落。アップルがiPhoneのモデムの開発に着手したと報じられ、モデムを納入していたクアルコムは大幅安となった。ナスダック総合指数は前日比27ポイント安(0.23％安)の1万2,377ポイント。
本日の東京市場は、小幅高でのスタート。寄り前に発表された日銀短観は、大企業・製造業のDI(業況判断指数)がマイナス10と、前回9月調査分のマイナス27から17ポイント改善。市場の事前予想であるマイナス14をも上回ったことから、徐々に上昇幅を拡大。高値は2万6,870円まで上昇し2万7,000円まで急接近する場面も見られた。また、一時TOPIXは2年2ヵ月ぶりの1,800ポイント台乗せとなる等、物色対象の拡がりも見られた。ただ、新型コロナの感染拡大と高値警戒感から上値は抑えられ、大引けの日経平均は79円高の2万6,732円。売買代金は2兆3,331億円。TOPIXは8ポイント高の1,790ポイント。
新興市場は続伸。ジャスダック平均は小幅続伸。リチウムイオン電池製造装置関連の極東産機は4日連続のストップ高。不二精機や田中化研、SEMITECが上昇。一方で、ドーンや放電精密、アサカ理研は利食い売りで下落。マザーズ指数も続伸。カラダノートは好決算を発表しストップ高。NPCやメディカルネットが買われ、松屋R＆Dは業績上方修正で急騰。対して、BASEやマクアケ、ケアネットは下落。
チャート上では、一時2万6,800円乗せとなり、先高期待が持たれたが上値は抑えられた格好。
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注目記事 Pick up
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【TOPIX 2年2カ月ぶり一時1,800ポイント台】
日本証券新聞12月15日（火）紙面1面TOP記事掲載
重量銘柄 “玉突き”現象 NTTも躍動
TOPIX(日足)
株式相場の勢いが再び強まってきた。14日の東京株式市場はソフトバンクグループ(9984、以下SBG)、任天堂(7974)、トヨタ(7203)が引き続き活況に沸いたほか、NTT(9432)、三菱重工業(7011)も大幅高。三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)をはじめとするメガバンク株も堅調に推移。
こうした時価総額の大きい重量銘柄に突き上げられてTOPIXは前場に一時、22.8ポイント高(上昇率1.28%)の1,804.84ポイントと、取引時間中では2018年10月5日以来、2年2カ月ぶりに1,800ポイント台に乗せた(大引けは1,790.52ポイント)。日経平均に比べて出遅れ感が著しかったTOPIXの躍動は、株式相場が新局面に入ったことを物語っている。
14日のマーケットで一つのポイントとして注目されたのがTOPIXの躍動だ。11月27日にマークしたザラバ高値1,792.97ポイントを更新し、前場中盤には1,800ポイント台乗せ。これによって、次のフシ目としては18年10月2日に付けた1,838.30ポイントが意識されている。
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今日の市況概況
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12月14日（月）☆[概況/大引け]
反発したが感染拡大への警戒感から伸び悩んだ。三菱重工と川崎重工が大幅高。ANAは反落し、レーザーテックは利食い売り。ヤーマンは大幅続落
大引けの日経平均は26,732.44円の79.92円高、TOPIXは1,790.52ポイントの8.51ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,333、値下がり銘柄数は755。出来高は11億5,345万株、売買代金は2兆3,331億円。
日銀短観で大企業・製造業の業況判断が－10と市場予想の－14を上回り、米国議会の超党派グループが提案した新型コロナウイルス救済法案が可決されるために2つに分割されることが好感され、日経平均は反発したが、感染拡大が警戒され伸び悩んだ。
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