4月27日(月)のマーケット
前日の米国株式市場でNYダウは反落。ディーズ国家経済会議委員長はキャピタルゲイン増税について、影響を受ける納税者は0.3%の約50万世帯にとどまると述べたが、NYダウは下落に転じた。NYダウは61ドル安(0.18%安)の33,981ドル。ナスダックは続伸し、約2カ月半ぶりに最高値を更新。アマゾンは早ければ29日に株式分割を発表するとの憶測で買われた。ナスダック総合指数は前日比121ポイント高(0.87%高)の14,138ポイント。S&P500指数は前日比7ポイント高(0.18%高)の4,187。
本日の東京市場は、もみあいでのスタート。企業決算の発表シーズンを迎え様子見姿勢が強まった。後場寄りには、日銀が展望レポートでGDP見通しを上方修正し下げ幅を縮小する場面も見られたが、27日~28日の米国FOMCの開催もあり、全体に手控えムードに終始。大引けの日経平均は134円安の2万8,991円。売買代金は2兆4,409億円。TOPIXは14ポイント安の1,903ポイント。
新興市場は堅調展開。JASDAQ指数はわずかに反落。注射剤アンプルの不二硝子が2日連続のストップ高。ニッポン高度紙は大幅続伸。サカイHDは株主優待制度の拡充が好感された。一方で、イメージワンやフェローテックは下落。マザーズ指数は小幅続伸。オンライン診療のメドレーはドコモと資本業務提携を発表しストップ高。Pアンチエイジは中国のテンセントと戦略提携を結んだことで買われた。対して、オキサイドとビジョナルは下落。
本日東証1部にIPOのテスホールディングス(5074)は、公開価格1,700円に対して18%高い2,010円で初値形成。再生可能エネルギー発電所の開発・売電、小売電気事業、コージェネレーションシステムをはじめとした各種環境、省エネ対策システムなどの設計・調達・施工・オペレーション&メンテナンスを展開している。
チャート上では、寄付き高値で引けが安値となる“陰の丸坊主”。地合いの悪さを感じさせるが、5日移動平均線(2万8,967円)割れは死守。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
注目記事 Pick up
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【セル・イン・メイ「今年は該当せず」】
日本証券新聞4月28日(水)紙面1面TOP記事掲載
米税務申告期限延長(4月15日→5月17日)で好需給環境も延命
4月末割り当ての権利付き最終日は27日。28日から受け渡しベースでの実質5月相場入りとなる。「5月」といえば、思い浮ぶのは例の相場格言「セル・イン・メイ(5月に売れ)」。アベノミクス相場の初期に生じた2013年5月23日“バーナンキショック”の印象があまりに強烈で、東京市場でも広く知られるようになったが、実際のところはどうなのか。そして、今年もジンクスは踏襲されるのだろうか。
2010~19年の各年の日経平均を、年初を100として指数化して合成したものが上のチャート。大和証券・木野内栄治チーフテクニカルアナリスト(写真)の作だ。春先からの上昇展開を経て、いったん天井を打つのは、ちょうど「4月27日」となっている。
木野内氏によると、「米国の総合課税の申告期間は1月15日~4月15日。2月下旬から5月にかけて税還付が行われ、春先からの相場上昇や『4月の外国人買い』につながっている」とのこと。例年30兆円規模と言われる税還付効果のはく落に相前後して相場も調整期入りしてきたわけだ。
とはいえ、今年は少々様相が異なる。
・・・続きは紙面・Digital版で!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
今日の市況概況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
4月27日(火)☆[概況/大引け]
インド型変異ウイルスへの警戒で日経平均は反落。海運大手はBofA証券による目標株価引き上げを好感
大引けの日経平均は134円安の2万8,991円、TOPIXは14ポイント安の1,903ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は750、値下がり銘柄数は1,338。出来高は11億5,937万株、売買代金は2兆4,409億円。
インド型変異ウイルスへの警戒で日経平均は反落した。
詳しくはコチラ