8月10日(火)のマーケット
前日の米国株式市場でNYダウは反落。エネルギー需要の減速が警戒され、シェブロンが安く、産業用ガスのエアープロダクツといった景気敏感株が売られた。中国の感染拡大や行動制限も警戒された。NYダウは106ドル(0.30%)安の35,101ドル。ナスダックは反発。ワクチン関連のモデルナとバイオンテックの上昇が目立った。ナスダック総合指数は前日比24ポイント(0.16%)高の14,860ポイント。S&P500指数は前日比4ポイント(0.09%)安の4,432。
3連休明けの東京市場は、好決算や東京五輪の成功を好感して3日続伸でのスタート。前場には一時、308円高の2万8,128円まで上昇を見せ、200日移動平均線(2万7,948円)や25日移動平均線(2万8,004円)を上回り、7月27日以来の2万8,000円台乗せとなる時間帯もあった。しかしながら、感染拡大が警戒され伸び悩み、徐々に上げ幅を縮小する展開に。大引けの日経平均は68円高の2万7,888円。売買代金は2兆6,076億円。TOPIXは6ポイント高の1,936ポイント。
新興市場は共に上昇。JASDAQ平均は4日ぶりに反発。フルヤ金属は好決算でストップ高。サン電子は子会社の合併に伴う剰余金の配当を約110億円受領することになり急反発。一方、遠藤製作所は上期好決算だったが、通期業績予想を変えず下落。マザーズ指数は小幅続伸。WDBココとJIG-SAWは好決算で買われた。スペースマーケットは連結売上高予想を開示しストップ高。対して、楽曲著作権管理のNexToneは急反落。EC関連のBASEが下落。
チャート上では上ヒゲの長い十字足。終値では200日移動平均線(2万7,948円)を上回ることが出来なかったが、パラボリックが6月18日以来の陽転となったことは好材料。
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【“金ラッシュ”と株価の関係】
日本証券新聞8月11日(水)紙面1面TOP記事掲載
中小企業経営者の設備投資意欲にも影響!?
複雑な状況下で開催された東京五輪だが、終わってみれば、日本人選手の活躍が際立つ結果を残した。国別でメダル数を競うのは本来の五輪精神に反するとはいえ、金メダル27個。総メダル数58ともに過去最高値を大きく更新するとともに(金はアテネ五輪比68.7%増)、大方の事前予想も上回っている。
過去を振り返ると、金メダル獲得数と「開催期間中の日経平均騰落」には明確な相関性が読み取れる。表参照の通り、金メダル2ケタの年は7回中6回が上昇(勝率85.7%)。今回で6連勝となった。逆に、1ケタにとどまった年は1勝6敗(同14.2%)だ。これは偶然の一致なのだろうか。
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今日の市況概況
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8月10日(火)☆[概況/大引け]
五輪成功で前場に308円高となったが、感染拡大が警戒され伸び悩んだ。お盆期間の予約増加で空運とJRは高い
大引けの日経平均は68円高の2万7,888円、TOPIXは6ポイント高の1,936ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,312、値下がり銘柄数は790。出来高は10億8,759万株、売買代金は2兆6,076億円。
東京五輪の成功を受け、日経平均は前場に308円高の2万8,128円まで上昇したが、感染拡大が警戒され伸び悩んだ。
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