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コラム2021年12月13日

【本日のマーケット】12月13日(月)

12月13(月)のマーケット                                                                   

前週末の米国株式市場でNYダウは反発。11月の消費者物価は前年同月比6.8%上昇と10月の同6.2%上昇から加速し、1982年6月以来約39年ぶりの高い伸びとなったが、市場予想と同じだったため、長期金利は低下し、株式には買いが入った。オラクルは第2四半期決算がアナリスト予想を上回り急騰。フォードやGMが買われ、コカ・コーラも上昇。NYダウは216ドル(0.61%)高の35,970ドル。ナスダックも反発。アップルやマイクロソフト、ブロードコムといったハイテク株が買われた。NASDAQ総合指数は前日比113ポイント(0.73%)高の15,630ポイント。S&P500指数は前日比43ポイント(0.94%)高の4,711で史上最高値更新。

週明けの東京市場は、先週末のNY市場の上昇を受けて反発でのスタート。寄付き前に発表された日銀短観は市場予想を下回ったが、10月機械受注は前月比3.8%増と市場予想の2.0%増を上回ったことが好感された。また、上海株式市場と香港株式市場は反発となったことも安心感につながった。日経平均は2万8,700円台を上値として推移。今週半ばに開催されるFOMCを控え様子見姿勢から、東証1部全体では下落銘柄数の方が多く上値を追うにはエネルギー不足。大引けの日経平均は202円高の2万8,640円。売買代金は2兆2,225億円。TOPIXは2ポイント高の1,978ポイント。

新興市場はまちまちの展開。JASDAQは小幅反発。クリエアナブキはTOBが発表されストップ高。ワークマンはBofA証券による2段階格上げで上昇。対して、シーズメンやフェローテック、アイフリーク、OSGコーポは売られた。マザーズ総合指数は3日続落。霞ヶ関キャピタルは公募増資発表が嫌気されストップ安、イトクロは今期実質大幅減益予想でストップ安。一方、ビジョナルは5日続伸。フロンティアIは上方修正しストップ高。

チャート上では、陰線となったが5日移動平均線上に浮上。200日移動平均線(2万8,877円)処は重く、ここを早晩に上抜けたいところ。

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「個人復権」10年ぶり買い越しへ
日本証券新聞12月14日(火)紙面1面TOP記事掲載

クリスマス休暇へ存在感高まる 年末年始の季節性とは

12月の先物・オプションSQ(特別清算指数)算出日も前週末に通過。13日で年間立会の約95%を消化し、そろそろクリスマス休暇が意識されてくるタイミング。外国人の売り越し基調が続くなかで、存在感を高めつつあるのが個人投資家だ。

直近発表の12月第1週(1~3日)は、現・先合算で8,273億円(先物7,072億円)の外国人大量売り越しがひと際目立ち、配当金再投資を交えた投信、年金買いが主にこれを吸収する格好となったが、個人も3週連続で1,000億円を超える買い越しを記録している。実は、これは非常に珍しい現象だ。

特に直近2週は信用取引、現物取引ともに買い越し。個人売買を信用と現物に分けて9月以降の14週間を見ると、信用での買い越しが12週に及ぶ一方で、現物による買い越しは4週だけ(今年に入って47週中11週)。もちろん、新規上場株を市場で売った場合、売りのみがカウントされる(創業者の保有株市場売却についても)というテクニカル的な要因を含むとはいえ、個人は“恒常的な売り方セクター”と見なされてきた。実際、個人は昨年まで9年連続売り越しだった。

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今日の市況概況
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12月13日(月)☆[概況/大引け]

反発。三井ハイテックは今期3度目の上方修正でストップ高。海運が高く、リクルートは続落

大引けの日経平均は202円高の2万8,640円、TOPIXは2ポイント高の1,978ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は918、値下がり銘柄数は1,144。出来高は9億5,579万株、売買代金は2兆2,225億円。
日銀短観は市場予想を下回ったが、機械受注が市場予想を上回ったことや先週末の米国株反発を支えに日経平均は反発した。
レーザーテックが反発し、三井ハイテック(6966)は半導体用リードフレームと電動車向け駆動・発電用モーターコアの生産増を受け、今期3度目の業績予想を上方修正したため、ストップ高となった

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