1月26日(水)のマーケット
1月25日の米国株式市場でNYダウは反落。ウクライナ情勢とFOMCへの警戒感でNYダウは朝方に818ドル安まで売られた後、5年国債の入札が好調だったことを受けて、午後は一時226ドル高まで戻したが、最後は66ドル安で取引を終えた。ショッピファイやマスターカード、セールスフォースが売られた。一方、IBMは旺盛なクラウド需要により10~12月の売上高がアナリスト予想を上回ったことで買われ、アメリカン・エキスプレスは通期業績見通しの上方修正で上昇。NYダウは66ドル(0.19%)安の34,297ドル。ナスダックも反落し、下落幅は2%超と大きくなった。エヌビディアは、ソフトバンクグループ傘下の英半導体設計会社アームの買収を断念する方向で調整していると報じられ売られた。アマゾンやAMD、ネットフリックスが安い。NASDAQ総合指数は前日比315ポイント(2.28%)安の13,539ポイント。S&P500指数は前日比53ポイント(1.22%)安の4,356。
本日の東京市場は、小反落でのスタート。今晩のFOMCを控え、値がさハイテク株が売られた影響で、日経平均は10時半過ぎに一時272円安の2万6,858円まで下落。その後は徐々に下げ幅を縮め2万7,000円まで戻した。後場には一時、プラス圏に浮上する場面も見られたが、買いが続かず小幅安。今晩の米国FOMCの結果発表を控え、手掛けづらい様子。大引けの日経平均は120円安の2万7,011円。売買代金は2兆6,676億円。TOPIXは4ポイント安の1,891ポイント。
新興市場は共に反発。JASDAQではリチウムイオン電池関連の田中化研が続伸となり、JAK阻害剤で特許査定のアイビー化粧品も大幅続伸。一方、セリアが売られ、細谷火工が反落し、両毛システムズが安い。マザーズは4日ぶりに反発。FRONTEOは医療・創薬分野向けAIエンジンをビジネスインテリジェンス領域に展開することで買われた。サイエンスアーツがストップ高。対して、マクアケは大幅減益でストップ安。
チャート上では下ヒゲを伴う陰線となり、連日でザラ場安値を更新。大注目のイベント通過でアク抜けとなるか。今夜のNY市場からは目が離せない。
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注目記事 Pick up
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【恵方巻の経済効果 驚きの650億円】
日本証券新聞1月27日(木)紙面1面TOP記事掲載
1万円「贅沢太巻き」に「パンダの双子巻」も… コンビニ、デパート消費に期待
「冬が来た」と題する米モルガン・スタンレーのレポートが話題を集めたが、来週2月4日は立春。そしてその前日、3日が節分となる。「節分天井」で知られ、株式市場とも縁の深い季節の区切りだ。FOMC(米連邦公開市場委員会)控えの神経質な相場展開が続いているが、ここでは少し軽めで縁起のいい話を。
節分に恵方(2022年は北北西)を向いて食べると良いとされる“恵方巻”。江戸時代の大阪がルーツとされているが、近年はコンビニ、スーパーやデパ地下などで販売され、すっかり定着した。阪神タイガース優勝の経済効果で知られる宮本勝浩関西大学名誉教授は25日、恵方巻をはじめとする「節分の寿司」の経済効果は650億円と算出した。
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今日の市況概況
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1月26日(水)☆[概況/大引け]
FOMCを控え続落。日本電産とファナック、塩野義が売られ、出光興産急落。任天堂とソフトバンクG、ディスコ、スズキは高い
大引けの日経平均は120円安の2万7,011円、TOPIXは4ポイント安の1,891ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は917、値下がり銘柄数は1,160。出来高は10億3,347万株、売買代金は2兆6,676億円。
今晩のFOMCを控え、値がさハイテク株が売られた影響で、日経平均は10時半過ぎに一時272円安の2万6,858円まで下落したが、その後は下げ幅を縮めた。
IMFの2022年の世界経済見通しで、各国が下方修正された中で、日本は上方修正されたことが押し目買い要因となった。
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