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コラム2022年2月17日

【本日のマーケット】2月17日(木)

2月17(木)のマーケット                                                                   

2月16日の米国株式市場でNYダウは小反落。ブリンケン国務長官がロシア軍について、「いかなる撤収も確認できていない。主要な部隊は(ウクライナとの)国境から遠ざかるのではなく、むしろ近づいている」と述べ、NYダウは一時346ドル安となった。その後、1月25日~26日のFOMC議事要旨が公表され、金融政策の決定は毎回の会合で実施するデータ分析に左右されるとの考えが示されたため、タカ派色が強まらなかったという見方から、下げ幅を縮めた。NYダウは54ドル(0.16%)安の34,934ドル。ナスダックではAMDとメタプラットフォームズが売られ、アップスタートが大幅高となった。NASDAQ総合指数は前日比15ポイント(0.11%)安の14,124ポイント。S&P500指数は前日比4ポイント(0.09%)高の4,475。

本日の東京市場は、米国とNATOが、ロシアはウクライナ国境付近の部隊の撤収を確認できず、むしろ増強していると批判したため、日経平均は反落でのスタート。その後は下げ幅を縮める展開となり、後場寄り後には2万7,438円とこの日の高値を付けた。ところが、13時前から先物に大量の売り注文が断続的に入り、相場付きは急変。一時は379円安の2万7,080円と、2万7,000円割れ目前まで急落となった。ロシアの通信社がウクライナ東部の親ロシア勢力がウクライナ政府軍から砲撃を受けたと報じたことがきっかけで、一気にリスクオフへ傾いた。報道の真偽のほどは不明だが、引けにかけては買戻しが入り、大引けの日経平均は227円安の2万7,232円。売買代金は2兆9,200億円。TOPIXは15ポイント安の1,931ポイント。

新興市場も共に反落。JASDAQではフェローテックやワークマン、田中化研が売られた。対して、アルマードは続伸。マザーズ指数は昨年来安値を更新。FRONTEOが大幅続落となり、メルカリやサンバイオも売られた。一方、空中ディスプレイ関連のアスカネットは人気が継続。ブロードエンターは決算説明資料で24年12月期の業績見通しを開示しストップ高となった。ロボペイは月次売上高の伸び率が好感された。

チャート上では下ヒゲの長い陰線。25日移動平均線(2万7,413円)を上抜けることが出来ず、再び5日移動平均線(2万7,266円)も割り込み、調整色が色濃くなった。

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注目記事 Pick up
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今なぜか? 商社株評価急上昇
日本証券新聞2月18日(金)紙面1面TOP記事掲載

決算発表から半月経てのレポ―トラッシュ 各社の着目点は

住友商事(8053)が3年4カ月ぶりの1,900円乗せ。三井物産(8031)も高値を払って、2007年最高値にも3%足らずに迫った。双日(2768)は昨秋来の戻り高値更新と、大手商社株挙げての快進撃が継続中だ。上放れが本格化してきたのは今月2~4日の決算発表後のこと。波乱相場をくぐっての“二月の勝者”に位置付けられようか。

そしてなぜか、決算から約2週経過したここで、このセクターへのレポート発行が相次いでいる。野村証券は16日付で、表のように主要7社の目標株価を引き上げた。「中立」の双日と住友商以外はすべて買い推奨だ。

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今日の市況概況
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2月17日(木)☆[概況/大引け]

ウクライナ政府軍が東部の親ロシア勢力に砲撃と報じられ、後場は急落。商社は高い

大引けの日経平均は227円安の2万7,232円、TOPIXは15ポイント安の1,931ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は541、値下がり銘柄数は1,572。出来高は11億8,069万株、売買代金は2兆9,200億円。
前場は小幅な下げだったが、ウクライナ政府軍がウクライナ東部の親ロシア勢力に砲撃したと報じられ、後場は急落し、日経平均は一時379円安の2万7,080円となった。

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