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コラム2022年3月15日

【本日のマーケット】3月15日(火)

3月15(火)のマーケット                                                                   

3月14日の米国株式市場で、NYダウは保ち合い。序盤は451ドル高となったが、買い一巡後は伸び悩み、後半は前日終値を挟んでのもみ合いとなった。ロシアとウクライナの停戦交渉は14日にオンライン形式で再開したもの、追加の作業や個別事項の定義を明確にするため、15日まで休止となった。協議は続くため、悪材料視はされなかったが、米国で15日から16日に開催されるFOMCを控え、長期金利が上昇し、ハイテク株が売られたことが重石となった。暗号資産関連のブロックやクラウドベースのデータプラットフォームのスノーフレーク、クラウドアプリケーションのセールスフォースが安い。NYダウは1ドル(0.00%)高の32,945ドル。ナスダックは3日続落。テスラやアップル、アマゾン、エヌビディアなどが売られた。新型コロナワクチンのモデルナは上昇。NASDAQ総合指数は前日比262ポイント(2.04%)安の12,581ポイント。S&P500指数は前日比31ポイント(0.74%)安の4,173。

本日の東京市場は、小反落で始まったが、すぐに小幅高に持ち直した。前日の米国で長期金利が上昇しハイテク株が売られた影響で、ナスダックは大幅続落となったが、円相場が1ドル=118円台に入っていることが日経平均の下支え要因となった。後場寄りに、この日の高値2万5,441円(133円高)を付けたが、その後は上値を抑えられた。中国株と香港株は、中国で新型コロナウイルス感染拡大を受けて、ロックダウンを講じた都市が出ていることや米国が中国に対してロシアを支援したら対抗措置を取ると示唆したことが嫌気され大幅続落。香港ハンセン指数は5.72%の下落で2016年2月以来の安値水準、上海総合指数は4.95%の大幅下落となり、2020年7月以来の水準となった。大引けの日経平均は38円高の2万5,346円。売買代金は2兆7,976億円。TOPIXは14ポイント高の1,826ポイント。

新興市場はまちまちの展開。JASDAQは小幅続伸。JASDAQではフェローテックやワークマンが買われた。NEW ARTは期末配当予想を増額し急騰した。対して、フルヤ金属や第一商品は安い。マザーズは小幅ながら3日続落。Pアンチエイジは上期決算が減益だったためストップ安となった。サイバーセキュリティクラウドは信用取引で臨時措置が取られたため下落。一方、サイエンスアーツやエッジテクノロジー、BeeXは高い。

チャート上では、上ヒゲを伴う陽線。引き続き、5日移動平均線(2万5,245円)がサポートラインとして機能した。2月18日以降続いているパラボリックの陰転が、陽転間近となった。

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注目記事 Pick up
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彼岸底から月末急伸パターンか
日本証券新聞3月16日(水)紙面1面TOP記事掲載

FTSE、配当再投資…、需給で読む3月後半相場

3月に入って14日までの10営業日中、前日比500円幅以上の日経平均騰落が4回(300円幅以上なら7回)。荒っぽい展開が続いた後、15日は一転、凪のような小幅上昇にとどまった。米FOMC(連邦公開市場委員会、15~16日)などを控え様子見ムードが強まった格好だが、“嵐の前の静けさ”の感も。「ウクライナ」「米国金融政策」ばかりではなく、今後相次ぐ各種需給イベントも焦点となりそうだ。

週明け14日には日経平均「高値期日」が話題を集めた。次に注目されるのは今週末18日引けで実施されるFTSE指数リバランス。指数連動の運用資金は15兆円弱程度と試算されるが、影響を受けるのは新規採用5銘柄、除外7銘柄だけではない。オールワールド指数に占めるジャパン指数の比重低下から採用銘柄全体に薄く広い売りが出るとみられ、大和証券は「約1,100億円の資金流出」を見込んでいる。

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今日の市況概況
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3月15日(火)☆[概況/大引け]

原油安は支えとなったがFOMCを控え、伸び悩み

大引けの日経平均は38円高の2万5,346円、TOPIXは14ポイント高の1,826ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,761、値下がり銘柄数は373。出来高は12億2,208万株、売買代金は2兆7,976億円。
中国では新型コロナウイルスの感染が急拡大し、東北部の吉林省長春市、南部の広東省深セン市に続き、広東省東莞市でも厳しい行動制限を始めた。
今後も事実上の都市封鎖(ロックダウン)を実施する都市が増えると経済活動が停止するため、原油需要が減退するという見方から14日のロンドン金属取引所の非鉄市況とNY原油先物が下落した。
原油安を受けて、15日の日経平均は小幅続伸となったが、米国で15~16日にFOMC(連邦公開市場委員会)が開催されるため、手控えムードから伸び悩んだ。

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