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コラム2022年4月6日

【本日のマーケット】4月6日(水)

4月6(水)のマーケット                                                                   

4月5日の米国株式市場は反落。FRBのブレイナード理事が、早ければ来月にも約9兆ドルのバランスシートの縮小に着手し、前回の縮小時よりもかなり早いペースで縮小を進めると述べたため、金利が上昇し、ハイテク株中心に売られた。NY証券取引所ではブロックやセールスフォースが売られ、ボーイングやフォードも安い。一方、ツイッターは続伸。NYダウは280ドル(0.80%)安の34,641ドル。ナスダックは2%超の大幅下落となった。ナスダックではテスラやエヌビディア、AMDが売られた。NASDAQ総合指数は前日比328ポイント(2.26%)安の14,204ポイント。S&P500指数は前日比57ポイント(1.26%)安の4,525。

日経平均は大幅反落。FRB理事が5月の量的引き締め開始示唆と中国財新3月サービス部門PMIの低下を嫌気した売りが出た。プライム市場では、海運とレーザーテック、ソフトバンクGが売られ、ホンダと米GMが量販型電気自動車共同開発の計画でトヨタ系部品メーカーが売られた。ダイセキ環境は第4四半期が営業減益で急落した。一方、コスモエネルギーは旧村上ファンド系の保有が判明し急騰した。政府が「ワクワクイベント」検討でぴあが高い。マニーは業績上方修正で上昇。

スタンダード市場ではフェローテックや乾汽船、出前館、ハーモニックドライブが売られ、放電精密は今期44%営業減益計画が失望され大幅安となった。他方、バイク王とMHグループは大幅続伸。イベント関連のセレスポが急騰した。東計電算が高い。

グロース市場では、HENNGEは貸借取引停止措置で売られた。スマレジは有料店舗数の成長率に懸念で下落。直近新規公開株のギックスとセカンドサイトは大幅続伸。既存の銘柄ではランサーズは3日続伸となり、霞ヶ関キャピタルが反発した。

チャート上ではギャップダウンとなり、下ヒゲの長い陰線となった。一目均衡表の雲の中に潜り込み、75日移動平均線(2万7,425円)も割り込んでしまった。パラボリックも3月15日以来の陰転となり、目先は売りのバイアスがかかる展開となりそう。

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注目記事 Pick up
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懸念山積 どう読む決算発表
日本証券新聞4月7日(木)紙面1面TOP記事掲載

「例年以上に慎重見通し」のその先は…

米株安を受けた6日の日経平均は一時573.37円安。米FRB(連邦準備制度理事会)内で、(金融緩和に前向きな)「ハト派の代表格」に位置付けられるブレイナード理事のタカ派的発言を受けて米10年債利回りが大幅上昇。これを受けたグロース株売りの流れが東京市場にも波及し、東エレク、SBG、ダイキン工業の3銘柄で日経平均を約140円押し下げるなど値がさハイテク株中心に売られた。

米長期金利上昇は一方で円安・ドル安につながったが、輸出関連株買いにはつながらなかった。TOPIX500採用で海外売上比率が9割を超えるアドテストとTDKがいずれも4%台の下げを見たことからもうかがわれる。ちなみに、同8割台の銘柄には日電産、ホンダ、東エレク、ファナック、シスメックス、テイエステック、オリンパス、武田、コマツ、SUBARU、アルプスアルパイン、日産自があるが、上昇はシスメックスのみだ。

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今日の市況概況
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4月6日(水)☆[概況/大引け]

反落。FRB理事による5月に量的引き締め開始示唆と中国財新サービス部門PMIの低下を嫌気

大引けの日経平均は437円安の2万7,350円、TOPIXは26ポイント安の1,922ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は259、値下がり銘柄数は1,545。出来高は11億7,486万株、売買代金は2兆7,911億円。
日経平均は反落。FRBのブレイナード理事が、早ければ来月にも約9兆ドルのバランスシートの縮小に着手し、前回の縮小時よりもかなり早いペースで縮小を進めると述べたことで前日の米国株が反落し、日本株も連れ安となった。

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