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コラム2022年6月16日

【本日のマーケット】6月16日(木)

6月16(木)のマーケット                                                                   

6月15日の米国株式市場でNYダウは6日ぶりに反発。FOMCが0.75%の利上げを決定し、誘導目標を1.50~1.75%とした。FOMCメンバーによる年末の政策金利見通しの中央値は3.4%(前回見通し1.9%)、23年末3.8%(2.8%)、24年末3.4%(2.8%)。同じくFOMCメンバーによる個人消費支出(PCE)価格指数伸び見通し中央値は、22年5.2%(前回4.3%)、23年2.6%(2.7%)、24年2.2%(2.3%)。0.75%の利上げが想定されていたことや、大幅な利上げにより、インフレが抑制されると期待された。NY証券取引所ではボーイングやバンク・オブ・アメリカ、ブロックやショッピファイが買われた。NYダウは前日比303ドル(1.00%)高の30,668ドル。ナスダックは続伸。テスラやエヌビディア、アマゾンが高い。NASDAQ総合指数は前日比270ポイント(2.50%)高の11,099ポイント。S&P500指数は前日比54ポイント(1.46%)高の3,789。

米国の0.75%利上げ決定でインフレ抑制期待から米国株が買われ、日経平均は前場600円超の上げとなったが、米景気悪化懸念で上げ幅を縮小。プライム市場では円の先安観から自動車が買われ、ファーストリテはSMBC日興証券の格上げを好感。マルハニチロが大幅高。「県民割」の行き先を全国拡大で旅行関連が高い。海運が売られ、カカクコムは「食べログ」の評価点を不当に下げたことで、飲食店の売り上げが減少したとして東京地裁が賠償金を命じたため急落。

スタンダード市場では、REMIXとサイバーステップが反発し、児玉化学とJトラストが高い。グリーンエネルギー関連のAbalanceとリチウムイオン電池材料の三和油化は年初来高値を更新。一方、ガーラとユークスが売られた。那須電機鉄工とSpeeeが年初来安値を更新。

グロース市場では、ANYCOLORが大幅続伸。タメニーは滋賀県からオンライン婚活支援センターの運営を受託で高い。CANBASは3剤併用投与群でがん縮小を確認しストップ高。クックビズは業績上方修正でストップ高。Pアンチエイジは5日続落。JTOWERが反落。

チャート上では、長い上ヒゲを伴う陰線。安値引けとなり、一目均衡表の雲の下限を下抜けてしまった。地合いの弱さが感じられる。

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積極財政が導く 日経平均4万円への道 岡三証券 会田卓司チーフエコノミスト語る
日本証券新聞6月17日(金)紙面1面TOP記事掲載

“岸田ショック”を乗り越えて 新しい資本主義は株高要因

焦点のFOMC(米連邦公開市場委員会)も無事通過して、さて次なるイベントは…。通常国会閉幕を機に国内は「参院選モード」に入った。15日の岸田首相会見が早速、子育て関連人気を促したが、15日夕刻には自民党政策の注目点と日本経済への影響をテーマとする岡三証券のオンラインセミナーも開催された。「日経平均が3万円を超えていくためのマクロ・ロジック」について話した会田卓司チーフエコノミスト(写真)といえば、往年の名投手であるヤクルトスワローズ・会田照夫選手の長男であり、最近は自民党の「財政政策検討本部」や経団連のシンクタンクでも講演を行っている。主な発言内容は以下の通り。

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今日の市況概況
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6月16日(木)☆[概況/大引け]

前場は600円超の上げ幅だが、米景気オーバーキル懸念で伸び悩み

大引けの日経平均は105円高の2万6,431円、TOPIXは11ポイント高の1,867ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は 下落銘柄数は 出来高は 売買代金は
米国FOMCが0.5%ではなく、0.75%の利上げを決定したが、インフレ抑制期待から米国株が買われた。
日経平均も前場一時600円超の上げ幅となったが、FOMCメンバーによる政策金利見通しで年内あと4回で合計1.75%の利上げが見込まれており、景気後退のリスクを招くことも意識され、上げ幅を縮めた。

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