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コラム2022年6月20日

【本日のマーケット】6月20日(月)

6月20(月)のマーケット                                                                   

6月17日の米国株式市場でNYダウは前日終値を挟みジグザクの値動きとなり、小幅続落で取引を終えた。欧米中央銀行の金融引き締めが世界景気の悪化を招くという懸念で原油先物が大幅反落となり、エクソン・モービルやシェブロンなどのエネルギー関連株が売られた。その他、消費関連のターゲットとウォルマートも安い。一方、医薬品のブリストル・マイヤーズや航空機のボーイング、SFA(営業支援システム)とCRM(顧客関係管理システム)のセールスフォースは買われた。NYダウは前日比38ドル(0.13%)安の29,888ドル。ナスダックは反発し、テスラやアマゾン、エヌビディアが買われたが、量販店のコストコは売られた。NASDAQ総合指数は前日比152ポイント(1.43%)高の10,798ポイント。S&P500指数は前日比8ポイント(0.22%)高の3,674。

日経平均は続落。NY連銀の米国景気に対する悲観的な見方を警戒。プライム市場では、東京エレクが10日続落。自民党の参院選公約に防衛費を増やす方針が盛り込まれたため、材料出尽くし感で三菱重工は下落。先週末の米原油先物安を受け、石油関連と商社も安い。一方、中国人民銀行がアリババ傘下のアントグループの金融持ち株会社の設立申請を受理したため、上場期待からアリババが買われ、ソフトバンクGも高い。不動産株が堅調。新光商事は自社株買い発表を好感。

スタンダード市場では、ビットコインの下落を受け、REMIXが安い。タカトリは利食い売りで大幅安。コメ兵も利益確保の売りに押された。菊水電子は大幅反落。一方、ガーラとAbalanceは大幅続伸。卒業・記念アルバムのマツモトは今期黒字転換予想で連日のストップ高。

グロース市場では、グロームとベビーカレンダーが大幅安。ANYCOLORとエネチェンジは反発。基礎化粧品のファブレスメーカーのWaqooは美容医療のSBCメディカルと業務提携の協議開始予定でストップ高。窪田製薬は近視治療の医療機器を米国販売開始でストップ高。

チャート上では、寄付き高値の陰線。ザラ場中には5月安値の2万5,688円を割り込んだが、大引けでは底割れをかろうじて回避。ボリンジャーバンドのマイナス2シグマ近辺に位置しており、リバウンドも想定されるところ。

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注目記事 Pick up
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“期間限定の好需給”期間へ
日本証券新聞6月21日(火)紙面1面TOP記事掲載

日経平均一時442円安の背景 株主総会シーズンの効用とは

反発して始まった20日の日経平均だが、プラス圏を維持していたのは朝方の1時間足らず。その後はずるずると売り物に押される「最近見慣れた光景」に転じ、一時442.77円安まで売られる場面があった。

本来なら、前週末17日のニューヨークダウが0.12%安にとどまり(NASDAQは1.43%高)、20日の米市場休場控えとあって、平穏な展開に終始しても不思議のないところ。“ヒント”として、同様に小高く始まった後に急落し、連日で1年半ぶりの安値を追った韓国・KOSPI指数に注目を寄せる声が聞かれた(豪ASX指数も安値更新)。韓国経済といえば、日本以上に世界景気敏感型と言える。米利上げ加速に伴うリセッション(景気後退)懸念を織り込む流れが加速してきたとみられ、17日のWTI原油急落(中心限月の下落幅は3月31日以来の高水準)とも通底する流れだ。

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今日の市況概況
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6月20日(月)☆[概況/大引け]

続落。NY連銀による米景気の悲観的な見方を警戒。日銀の超低金利継続で不動産株は堅調

大引けの日経平均は191円安の2万5,771円、TOPIXは16ポイント安の1,818ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は363、下落銘柄数は1,432。出来高は11億7,780万株、売買代金は2兆7,163億円。
日経平均は続落。NY連銀が17日に、ソフトランディングの確率は10%程度で、ハードランディングの確率は約80%と発表したことが警戒された。

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