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コラム2022年8月25日

【本日のマーケット】8月25日(木)

8月25 (木)のマーケット                                                                   

8月24日の米国株式市場は4日ぶりに小反発。7月の耐久財受注で、民間設備投資の先行指標とされるコア資本財(除く国防と航空機)の受注が前月比0.4%増と、6月の0.9%増から鈍化したが、市場予想の0.3%増は上回った。バイデン大統領が学生ローンを抱える数百万人の借り手に対し1人当たり1万ドルの返済を免除すると述べたことも支えとなった。ディズニーやショッピファイなど消費のまつわる企業が買われた。セールスフォースやスノーフレークなどIT関連も上昇。NYダウは前日比59ドル(0.18%)高の32,969ドル。ナスダックでは、メタ・プラットフォームズとネットフリックが上昇。NASDAQ総合指数は前日比50ポイント(0.41%)高の12,431。S&P500指数は前日比12ポイント(0.29%)高の4,140。

日経平均は6日ぶりに反発となった。プライム市場では、三菱重工は防衛関連に加えて、次世代軽水炉の開発推進も注目された。原発の復水器には海水に対して耐食性が良いチタン溶接管が用いられるためチタン2社も物色された。日本電波工は三菱UFJモルガンが目標株価を引き上げ大幅高。一方、日本電産は関社長が退社意向と報じられ、後継者難で将来展望が暗くなることで売られた。UACJは東洋製缶のリサイクルできるアルミカップで下落。神戸物産は月次売上鈍化。

スタンダード市場では、経産省のリサイクル分野工程表でアサカ理研が急騰。光・彩が反発しストップ高。7月末に好決算で急騰した後、調整していた自動車用補修部品販売のムラキが値ごろ感から物色されストップ高。一方、新東とアルマードは利食い売り。MTジェネックスは大幅安。

グロース市場では、ポートは中期経営計画について上方修正を目指すスタンスを示したことで大幅反発。経産省が2030年までにリサイクル分野の市場規模を現在の50兆円から80兆円以上に拡大させる工程表でアミタやリネットジャパンが急伸。アクリートとTORICOは反落。

チャート上では上下にヒゲを伴う実体線の短い陽線。6日ぶりの反発となったが、5日移動平均線(2万8,594円)までは届かなかった。ジャクソンホールでのパウエル議長の講演までは様子見姿勢が続きそう。

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どう変わる? 東証「IPO改革」
日本証券新聞8月26日(金)紙面1面TOP記事掲載

上場ラッシュ緩和策 総会またぎもシームレスに審査

東証は24日、IPO(新規上場)の規則や手続きについて見直しを検討する事項を公表した。

1点目は「ディープテック企業の上場審査」。宇宙、ヘルスケアなど先端領域で新技術を活用し成長を目指す研究開発型企業(いわゆるディープテック企業)は、相対的に企業価値評価が困難という特性がある。これを踏まえ、ベンチャーキャピタルなどプロから投資を受けている場合、プロの企業評価を上場審査に活用することを検討する。

2点目は「上場日程」。日本証券業協会(日証協)で検討された“IPOプロセスの見直し案”(表参照)に合わせ、上場日程を柔軟化。上場承認前に有価証券届出書の提出を可能にしたり、上場承認後に上場予定日を変更できるようにするなどして、日程の自由度を高める。

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今日の市況概況
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8月25日(木)☆[概況/大引け]

反発。チタン2社は原発関連として上昇。タムラ製作はEV向け次世代半導体で大幅高。関社長退任意向報道で日本電産下落

大引けの日経平均は165円高の2万8,479円、TOPIXは9ポイント高の1,976ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,243、下落銘柄数は512。出来高は9億645万株、売買代金は2兆222億円。
日経平均は6日ぶりに反発。

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