12月22日（木）のマーケット 
12月21日の米国株式市場は続伸。スポーツ用品のナイキが第2四半期(9～11月)決算で売上高がアナリスト予想を上回ったことで大幅高。宅配大手のフェデックスは第2四半期(9～11月)決算の利益がアナリスト予想を上回ったことに加えて、10億ドルの追加コスト削減を発表したことも好感された。週間の石油在庫統計で原油在庫が市場予想以上に減ったため、原油先物が上昇し、エクソンモービルや資源開発関連としてキャタピラーも買われた。NYダウは前日比526ドル(1.60％)高の33,376ドル。ナスダックではアップルやエヌビディア、AMDが高いが、テスラは4日続落。NASDAQ総合指数は前日比162ポイント(1.54％)高の10,709。S＆P500指数は前日比56ポイント(1.49％)高の3,878。
米国株続伸を受けて日経平均は６日ぶりに反発したが、海外投資家のクリスマス休暇が増えているもようで上げ幅は小幅。プライム市場では、不動産株と自動車株が反発し、海運は好調を継続。東芝は日本産業パートナーズの買収提案に対して銀行団の融資が報じられ、上昇した。ＫＤＤＩはＳＭＢＣ日興が投資評価を引き上げた。訪日客の拡大で「ポケトーク」のソースネクストは大幅高。米マイクロンが設備投資を下方修正したため半導体関連は小幅安。サイボウズが大幅安。
スタンダード市場では、イクヨは電気自動車のアパテックモーターズと資本提携しストップ高となった。岡野バルブは決算が好感され一時ストップ高。調整していたクルーズにリバウンド狙いの買いが入り、ＣＡＩＣＡも反発。一方、フェローテックは売られ、光・彩やテセックも軟調。
グロース市場は低迷。ＡＮＹＣＯＬＯＲやＣＡＮＢＡＳ、ＥＤＰやバンクオブイノベが安い。インターファクトリーは新事業を発表したが第三者割当による新株予約権の発行で希薄化が警戒され大幅安となった。調整していたＷＡＳＨハウスやクリアルが反発。
チャート上では、上下にヒゲを伴う実体線の短い陰線。昨日の高値を抜くことは出来ず、上値の重さが感じられる。
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注目記事 Pick up
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【どうなる個人 初の連続買い越しへ】
日本証券新聞12月23日（金）紙面1面TOP記事掲載
JTに続く三菱UFJ急伸で懐具合も温まる!?
米国株大幅続伸でも、もうひとつ伸びきれない22日の東京市場。さすがに6日ぶり反発とはいえ、日経平均は120.15円高にとどまった。朝方の財務省統計では、前週も外国人の売り越しが続き、当面買い方に乏しい需給状況も意識されている。ここで注目されてくるのが個人投資家の動向だ。
年初来累計の個人買越額は7,000億円台半ば。このまま2年連続買い越しとなれば、1984年の統計開始以来初となり、大きな話題を集めることになりそう。
ただし、12月に関しては直近10年間全て売り越しとなっており、必ずしも盤石とは言えない(その分、「7勝3敗」の1月に期待も…)。12月売り越し習性の背景にあるのは、税金対策の損出し売りと、例年この時期に増える新規上場での公募株売りなど。節税売りは年内受け渡し最終の28日まで続く可能性がある。
とはいえ、一方でNISA(少額投資非課税制度)口座での駆け込み買い(今年の買い付け枠消化)なども生じそうだ。
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今日の市況概況
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12月22日（木）☆[概況/大引け]
小反発。調整していた不動産株と自動車株が反発。海運は好調を継続。グロース指数は6日続落
大引けの日経平均は120円高の2万6,507円、TOPIXは14ポイント高の1,908ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,431、下落銘柄数は337。出来高は11億5,083万株、売買代金は2兆5,626億円。
米国株続伸を受けて日経平均は6日ぶりに反発したが、海外投資家のクリスマス休暇が増えている模様で上げ幅は小幅にとどまった。
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