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コラム2023年1月5日

【本日のマーケット】1月5日(木)

1月5(木)のマーケット                                                                   

1月4日の米国株式市場は反発。中国が米国と競争し得る半導体産業の育成を目指した巨額投資を休止しつつあるとブルームバーグが報じた。理由は新型コロナウイルス感染の急拡大が国内経済や財政を圧迫しているためで、効果が薄い一方で、汚職や米国による制裁を招いてコストもかかっていた補助金から距離を置く方法を協議していると伝えた。NY証券取引所ではセールスフォースやボーイングが高い。NYダウは前日比133ドル(0.40%)高の33,269ドル。ナスダックではエヌビディアやマイクロンテクノロジーが買われた。NASDAQ総合指数は前日比71ポイント(0.69%)高の10,458。S&P500指数は前日比28ポイント(0.75%)高の3,852。

米国株反発と円高一服で日経平均も反発したが、週末の米雇用統計を控え上げ幅は小幅。中国が半導体産業の育成を目指した巨額投資を休止しつつあると報じられ、米国で半導体関連が買われた影響で、レーザーテックや東京エレクが反発。ソニーGはホンダとの合弁による電気自動車の試作車を披露し上昇。楽天は評価損を発表しアク抜け期待。岸田首相が「異次元の少子化対策」を発表し保育所関連が買われた。銀行と保険は反落し、東光高岳も反落。

スタンダード市場では、Eインフィニティが社長の新年の挨拶で時価総額は23年12月までに1000億円を目指すと表明したため大幅高。年末に汚水処理の新製品開発でにぎわった阿波製紙が再び買われた。ワークマンは既存店売上高の増加で上昇。買取王国やモリテック、マミヤOPが安い。

グロース市場では、マイクロ波化学と直近新規公開株のELEMENTSが買われた。少子化対策関連として、SERIOがストップ高で、ベビーカレンダーとキッズスマイル、カラダノートが急騰し、結婚相談所のタメニーも一時ストップ高となった。アイズやmonoAIは反落。

チャート上では上下に長いヒゲを伴い、ほぼ十字足の陰線。自律反発局面だが、上値の重さが感じられる。

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注目記事 Pick up
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1~2月はなぜか「PBRの季節」
日本証券新聞1月6日(金)紙面1面TOP記事掲載

銀行株人気の流れに続くのは… 候補銘柄を探る

米国株高を受けた5日の日経平均だが、朝方の230.24円高を機に伸び悩み、上値の重さが意識される展開だ。昨年9月安値を15%強上回るニューヨークダウに対し、昨春来の安値圏での攻防を強いられている。NT倍率(日経平均÷TOPIX)で見ても、4日には2020年春以来の低水準となるなど、とかく弱さが目立つ日経平均。もっとも、PBR面で見る限り、調整一巡が近そうなムードも生じている。

グラフは昨年12月29日付みずほ証券レポートに記載されたもの。昨年3月と9月にはPBR1.1倍抵触後に日経平均が切り返した経緯がある。4日は1.08倍と若干割り込んできたが、過去のパターンを踏まえれば、ここから反転高に向かっても不思議のないところだろう。

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今日の市況概況
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1月5日(木)☆[概況/大引け]

反発。電機株が買われ、楽天も高い。グロース市場では少子化対策が急騰。銀行と保険、東光高岳は反落

大引けの日経平均は103円高の2万5,820円、TOPIXは0.7ポイント高の1,868ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は662、下落銘柄数は1,115。出来高は11億2,800万株、売買代金は2兆5,881億円。
米国株反発と円高一服で日経平均も反発したが、週末の米国雇用統計の発表を控え上げ幅は小幅だった。

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