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コラム2023年4月19日

【本日のマーケット】4月19日(水)

4月19(水)のマーケット                                                                   

4月18日の米国株式市場は保ち合い。NYダウは序盤に195ドル安と反落したが、中盤にもみ合い水準も戻し、取引終了まで保ち合いとなった。バンク・オブ・アメリカは1~3月期決算が債券トレーディング収入が拡大し、アナリスト予想を上回ったことで小幅高となったが、ゴールドマン・サックスは1~3月期決算が投資銀行業務の低迷で減収減益だったため売られた。ボーイングは台湾がボーイング製の地上発射型対艦ミサイル「ハープーン」最大400発を購入すると報じられたことで上昇した。NYダウは前日比10ドル(0.03%)安の33,976ドル。ナスダックは続伸で始まったが、買い一巡後に小幅安となり、終日続いた格好。エヌビディアはHSBCが投資判断を引き上げたことで買われた。アップルはアップルのクレジットカードの利用者対象に預金サービスを開始し、当初は利回りを年4.15%に設定すると発表したことで上昇した。一方、テスラは反落し、アルファベットは続落となった。NASDAQ総合指数は前日比4ポイント(0.04%)安の12,153。S&P500指数は前日比3ポイント(0.09%)高の4,154。

日経平均は9日ぶりに小反落。プライム市場では海運やキーエンス、安川電機が売られ、ニデックはSMBC日興の格下げで下落。ディップは野村証券による目標株価引き下げが響いた。一方、ソシオネクストはSBI証券の新規「買い」判断に続き、野村証券が目標株価を増額し4日続伸。3月訪日外客数の発表を控え、京成などインバウンド関連に買いが入った。パチンコ市場の回復期待でマースグループなども高い。東京海上などの保険が上昇し、住友鉱山が反発。

スタンダード市場では、Abalanceが信用取引規制でストップ安。Eインフィニティは4日続落。大運と桜島埠頭は大幅続落。業績上方修正を発表した万世電機はストップ高、カクヤスは急騰した。アニメ制作のIGポートは岩井コスモ証券が新規「A」と発表し大幅高となった。

グロース市場では、TORICOが利食い売りで大幅反落。CANBASやカルナバイオが売られた。ドローン関連のACSLは安値更新。ispaceは伸び悩んだ。Chatworkは大幅な料金値上げを発表したため、赤字からの脱却期待でストップ高。上昇継続。HANATOURが年初来高値。

チャート上では上下にヒゲを伴い、実体線が極端に短く、ほぼ十字足となる陰線。ボリンジャーバンドのプラス2シグマを割り込んだ。目先は5日移動平均線(2万8,486円)、ボリンジャーバンドのプラス1シグマ(2万8,274円)を維持できるかがポイントとなりそう。

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食品株に高値続出
日本証券新聞4月20日(木)紙面1面TOP記事掲載

経済再開+内需ディフェンシブ+値上げ効果

日清食品HD(2897・週足)

この日は反落したものの、日経平均株価は18日までに8連騰となり、年初来高値を更新した。ただ、プライム市場の出来高は10億株割れの日も多く、いまひとつ盛り上がりに欠ける展開だ。決算シーズンを控え、様子見ムードが強いうえ、米国の景気後退に対する警戒感が強いことなどが要因として考えられる。こうしたなか、年初来高値更新が目立つのが食品株と電鉄株。両セクターともにコロナ禍の一巡による経済再開の恩恵が大きいうえ、景気の動向に左右されにくい内需ディフェンシブ、値上げによる収益改善が見込まれる――といった共通点がある。ここでは、特に値上げの恩恵が大きい食品セクターに注目してみたい。

19日は、プリマハム(2281・P)サッポロHD(2501・P)キリンHD(2503・P)キッコーマン(2801・P)味の素(2802・P)日清食品HD(2897・P)永谷園HD(2899・P)わらべや日洋HD(2918・P)紀文食品(2933・P)などが年初来高値を更新した。

日清食品HDと東洋水産(2875・P)の即席めん大手2社は米国での需要が強く、値上げも順調に進んでいる。

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今日の市況概況
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4月19日(水)☆[概況/大引け]

9日ぶりに小反落。海運や格下げされたニデックが売られ、ソシオネクストや保険と銀行が高い

大引けの日経平均は52円安の2万8,606円、TOPIXは0.5ポイント安の2,040ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は639、下落銘柄数は1,081。出来高は9億4,380万株、売買代金は2兆3,673億円。
日経平均は9日ぶりに小反落。海運やキーエンス、安川電機が売られ、ニデック(旧・日本電産)はSMBC日興による投資評価引き下げで下落した。

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