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コラム2023年5月8日

【本日のマーケット】5月8日(月)

5月8(月)のマーケット                                                                   

5月5日の米国株式市場は5日ぶりに反発。4月の雇用統計で非農業部門雇用者数は25万3千人増加となり、市場予想の18万人増を上回った。FRBが利上げを継続する可能性も意識されたが、それよりも景気悪化に対する不安後退が勝った様子。パックウェスト・バンコープやウェスタン・アライアンス・バンコーポレーションなど急落していた地銀株が急反発した。週末の手仕舞いで買い戻しが入った模様。ショッピファイが続伸。NYダウは前日比前日比546ドル(1.65%)高の33,674ドル。ナスダックではアップル(NYダウ採用銘柄)が上昇した。1~3月期決算は2四半期連続の減収となったが、売上高と純利益がアナリスト予想を上回ったことで買われた。NASDAQ総合指数は前日比269ポイント(2.25%)高の12,235。S&P500指数は前日比75ポイント(1.85%)高の4,136。

5連休明けの日経平均は5日ぶりの反落。連休中のFOMCの結果や米雇用統計の結果を織り込みつつ、米連邦債務上限引き上げ問題も警戒された。プライム市場では、三菱UFJやソニーG、ファーストリテが売られ、米エスティローダーの下方修正を受けて資生堂とコーセーが売られた。一方、JTは第1四半期決算が好調で増配の余地が高まると期待された。イーライリリーのアルツハイマー病治療薬の第3相臨床試験成功で、アミロイド仮説に対する医師の信頼性が高まるという見方からエーザイが買われた。JVCケンウッドは野村証券による格上げで大幅高。

スタンダード市場では、Abalanceが続伸、日本オラクルが買われ、ノバシステムと三ッ星が大幅高。SANKO MFは新業態の鮮魚店「サカナタベタイ」への期待で上昇。カンロは業績上方修正と増配を発表し物色された。東映アニメは反落し、テクノフレックスは減益決算で下落。

グロース市場では、M&A総研やセルシードにリバウンド狙いの買い。いつもは業績上方修正で大幅高。カバーが4日続伸。Uniposやアジャイルなど低位株が物色された。一方、直近新規公開株のispaceは1000円割れ。レオスキャピタルも株価の調整が続いた。

チャート上では、上下に短いヒゲを伴う陰線。5日移動平均線上に位置しているが、節目の2万9000円は割り込んだ。ここで踏み止まれるか、調整局面入りとなるか注目されるところ。

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日本証券新聞5月9日(火)紙面1面TOP記事掲載

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波乱に満ちた東京市場5連休もどうにか通過。この間、ニューヨークダウは2~4日に計923.96ドル安しながら、最後の5日に546.64ドル高の猛反騰。NASDAQに至っては昨夏来の高値を付けてきた。米国ではまだ、9日にSLOOS(上級銀行貸出担当者指数)、10日にCPI(消費者物価指数)の発表を控えるが、ひとまず最大の関門を通過したことは確かだ。

となると、目先の焦点は再び決算発表に移る。何せここからは、9日に147社、10日に280社、11日に475社、12日に1,074社、15日に595社という文字通りの決算発表ラッシュを迎えるためだ(四半期決算発表を含む、東証公表ベース)。時価総額の大きい主要銘柄には既に発表を終えたものも少なくないが、社数ベースで見る限り、全体の8割以上の発表がこの1週間に集中することになる(超大物では、10日のトヨタ、11日のSBGなども)。決算プレーによる急騰・急落劇が相次ぐことになりそうだ。

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今日の市況概況
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5月8日(月)☆[概況/大引け]

反落。米債務上限引き上げ問題を警戒

大引けの日経平均は208円安の2万8,949円、TOPIXは4ポイント安の2,071ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,126、下落銘柄数は638。出来高は11億8,956万株、売買代金は2兆9,924億円。
日経平均は反落。米国政府の債務上限の引き上げに関して、バイデン政権と野党の共和党は9日に協議を始めるが、合意できなければ、6月1日に債務不履行(デフォルト)に陥るリスクがあると報じられたことが警戒された。

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