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コラム2023年6月20日

【本日のマーケット】6月20日(火)

6月20(火)のマーケット                                                                   

6月19日の米国株式市場はジューンティーンスの祝日で休場だった。

欧州株安と香港株安を受けて、日経平均は一時281円安となったが、1ドル=142円台の円安を受けて大引けで小幅高に。バークシャーの買い増しが判明した商社株が買われた。為替前提が1ドル=115円のソシオネクストが上昇。さくらインターネットは高騰が継続した。アドバンテストやディスコ、ロームが高い。一方、東京海上を始めとした損保株はカルテルの疑いで売られた。携帯事業で赤字が続く見通しの楽天は安値更新。東京製鉄は値下げ発表で下落。

スタンダード市場では、ヘリオステクノが大幅高を継続し、クボテックがストップ高。ぷらっとホームは2日連続ストップ高。プライム・ストラテジーはAIを用いたネットワーク経由での業務プロセス自動化に取り組んでいることで買われた。enishは4日続落となり、コメ兵は反落。

グロース市場では、政府による学び直し支援を受けて、英語学習者を支援するコーチングのプログリットは連日の大幅高。ピアズは株式分割が好感された。エーアイは会話型AI開発企業とパートーナーシップ契約でストップ高。カバーとABEJA、GENOVAは反落した。

チャート上では、長めの下ヒゲを伴う陽線。5日移動平均線(3万3490円)を下抜けたが、下値抵抗をうかがわせる形。明日以降の株価位置で5日移動平均線の傾きが上、下どちらに振れるか注目される。

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スーパーエルニーニョ発生か スーパーエルニーニョ発生か
日本証券新聞6月21日(水)紙面1面TOP記事掲載

消費にプラス 夏物衣料、エアコン、飲料など

山善(8051・週足)

2023年は「エルニーニョ現象」が4年ぶりに発生している。米ペルー沖の海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象。世界各地に酷暑や干ばつ、豪雨などの異常気象をもたらすとされる。気象庁によれば、5月は太平洋赤道域東部の海面水温が高い状態を維持、今後の予想でもエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差が大きくなり、高い値で推移する可能性が高いと予測している。エルニーニョ現象がもたらす気象の変化は複雑で読みにくいとされるが、今回はより威力の強い「スーパーエルニーニョ」に発達するとの見方もあり、この夏は「猛暑」の可能性が指摘されている。

暑い夏となれば、夏物衣料や飲料、エアコンや扇風機などの販売には追い風となる。一方、野外レジャーはプールなどを除き、やや逆風になることも考えられるが、全体で見れば消費にはプラスと考えられる。

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今日の市況概況
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6月20日(火)☆[概況/大引け]

小幅高に浮上。商社とソシオネクスト、さくらインターが高く、損保はカルテルの疑いで下落

大引けの日経平均は18円高の3万3,388円、TOPIXは6ポイント安の2,283ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は777、下落銘柄数は972。出来高は13億1,827万株、売買代金は3兆8,952億円。
欧州株安と香港株安を受けて、日経平均は一時281円安となったが、1ドル=142円台の円安を受けて下げ幅を縮め、大引けにかけて小幅高に浮上した。

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