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コラム2023年7月24日

【本日のマーケット】7月24日(月)

7月24(月)のマーケット                                                                   

7月21日の米国株式市場でNYダウは取引終了にかけて利食い売りで鈍化したものの10日続伸。ジョンソン&ジョンソンや医療機器のダナハーといったディフェンシブ株が買われた。アメリカン・エキスプレスは4~6月期決算で総収入がアナリスト予想を下回ったことで売られた。オンライン中古車販売のカーバナは続落。NYダウは前日比2ドル(0.01%)高の35,227ドル。ナスダックは続落となった。エヌビディアとテスラが3日続落で、メタプラットフォームズとネットフリックスが続落となった。一方、ASMLは反発した。NASDAQ総合指数は前日比30ポイント(0.22%)安の14,032。S&P500指数は前日比1ポイント(0.03%)高の4,536。

ロイターやブルームバーグが21日に、27日から28日開催の日銀金融政策決定会合でイールドカーブコントロールの修正を見送る方針と報じたため、週明けの日経平均は反発。レーザーテックなどの半導体関連が買われ、東京製鉄が第1四半期の好決算と通期予想の上方修正でストップ高となり、鉄鋼株が上昇した。そーせいは先週、事業買収を先週発表した効果が続き、大幅続伸。一方、金融緩和継続観測でメガバンクが弱含んだ。海運が安い。

スタンダード市場では、6月末に新規上場したジーデップが3日続伸。ぷらっとホームは日本酒輸出増実証プロジェクトで大幅続伸。飲食店のエスエルディーは第1四半期の黒字転換で連日のストップ高。建設基礎工事のテノックスが高い。ネオマーケティングとノバシステムは続落となった。

グロース市場では、メイホーはジェイ・フェニックス・リサーチのレポートをきっかけに連日の高騰。カバーは6日ぶりに反発し、プログリットも反発。パルマが大幅続伸。DWTIはサブライセンス供与先が米国で開発決定したことで買われた。ウェッジやアイデミー、クオリプスが続落。

チャート上ではギャップアップとなり、上下にヒゲを伴う実体線の短い陽線。5日移動平均線(3万2577円)を飛び越えたが、上値は重く25日移動平均線(3万2837円)に頭を抑えられた。

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東京製鉄がS高 増額修正にポジティブサプライズ
日本証券新聞7月25日(火)紙面1面TOP記事掲載

連想買いに電炉株が一斉高

東京製鉄(5423・日足)

前週末に増額修正を発表した東京製鉄(5423・P)が好感買いを集め、前日比300円ストップ高(21.4%高)の1,703円まで買われ、3月の年初来高値1,599円を一気に更新してきた。電気料金の上昇が収益の圧迫要因となるなか、鋼材の国際市況も軟調に推移していたため、ポジティブサプライズと受け止められた。

2024年3月期第2四半期(4~9月)の連結業績は売上高が前年同期比9.3%増の1,950億円(従来予想は1,925億円)、営業利益が同3.1%減の200億円(同150億円)に上方修正された。第1四半期(4~6月)は民間設備投資などによる需要が堅調で、製品出荷単価が想定を上回り、出荷数量も増加し、売上高は同13.4%増の1,027億5,500万円と四半期ベースでは過去最高となった。利益面では主原料の鉄スクラップが想定を下回って推移、工場の稼働率向上で固定費が削減できたことも貢献した。

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今日の市況概況
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7月24日(月)☆[概況/大引け]

今週の日銀決定会合で修正見送り観測報道を受け反発。東京製鉄がストップ高

大引けの日経平均は396円高の3万2,700円、TOPIXは18ポイント高の2,281ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,501、下落銘柄数は280。出来高は12億3,448万株、売買代金は2兆9,727億円。
ロイターやブルームバーグが21日に、27日から28日に開催される日銀金融政策決定会合は、イールドカーブコントロールの修正を見送る方針と報じたため、週明けの日経平均は反発した。

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