7月26日(水)のマーケット
7月25日の米国株式市場でNYダウは12日続伸となったが、利食い売りで終盤やや上げ幅を縮めた。通期予想を上方修正したGEと3Mが買われた。一方、レイセオンは通期のフリーキャッシュフロー見通しを下方修正したため大幅安。NYダウは前日比26ドル(0.08%)高の35,438ドル。ナスダックではエヌビディアとAMDが買われ、融資プラットフォームプロバイダのアップスタート・ホールディングスが大幅高となった。電気自動車のテスラとリビアン・オートモーティブは反落した。バイオジェンも安い。NASDAQ総合指数は前日比85ポイント(0.61%)高の14,144。S&P500指数は前日比12ポイント(0.28%)高の4,567。
日経平均は3万2500円の水準では下値抵抗を見せ、前日終値水準に戻したが、米FOMCを控え、小動き。日経平均採用期待のレーザーテックとソシオネクスト、ディスコは堅調。低PBR銘柄の神戸鋼、三菱紙、東電も高い。ソースネクストは「ポケトーク」がソフトバンクと業務提携し大幅高。米プラット&ホイットニーの航空機エンジンで高圧タービン用粉末金属部品の耐久性に疑義があり、検査と交換を行うため、共同事業体のIHIは大幅安。
スタンダード市場では、パワーデバイス用テスタのテセックは第1四半期が大幅増益となり急騰し、ウイルコは株主優待制度の新設で値を飛ばした。中古車買い取りのカーチスは、ビッグモーターからの消費者離反で恩恵を受けると期待され大幅高。SLDとぷらっとホームは大幅続落。
グロース市場では、ジェイ・フェニックス・リサーチのレポートで高騰が続き、前日は初押しとなったメイホーがすかさず反発した。アララや免疫生物研が高い。調整続きだったココルポートは安値圏から切り返した。直近新規公開株のトライトも反発。リニューアブルJとスマサポは反落。
チャート上では、昨日同様に長めの下ヒゲを伴う実体線の短い陰線。引き続き、5日移動平均線(3万2569円)がサポートとして機能。様子見姿勢が強く、25日移動平均線(3万2781円)までは届かなかった。イベント通過待ちで商いも減少傾向。
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注目記事 Pick up
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【7~9月自社株買い候補銘柄に注目】
日本証券新聞7月27日(木)紙面1面TOP記事掲載
三菱UFJ証券がスクリーニング
27~28日の米日金融会合の結果発表を目前に控え、様子見気分漂う東京市場だが、ここにきて四半期決算発表も順調に進展。東証開示ベースでは27日85社、28日191社、週明け31日には282社に膨らんでくる。金融イベントを通過した後の焦点は決算発表ということになるが、そのもう1つの注目点が「自社株買い」だ。
足元での発表企業はまだ少ないが、25日には、寄り前に発行済み株式の3.9%を上限とする自社株を発表した小野薬品(4528・P)が一時5.3%高。26日も前日引け後に同2.7%の自社株買いを発表したミナトHD(6862・S)が一時5.9%高に買われるなど、感応度の良さは相変わらずだ。
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今日の市況概況
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7月26日(水)☆[概況/大引け]
FOMCを控え小動き。日経平均採用期待の銘柄と低PBR銘柄は堅調。米レイセオン関連は下落
大引けの日経平均は14円安の3万2,668円、TOPIXは2ポイント安の2,283ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は775、下落銘柄数は945。出来高は12億6,862万株、売買代金は2兆7,807億円。
日経平均は3万2,500円の水準では下値抵抗を見せ、前日終値水準に戻したが、米国FOMCの結果発表を控え、小動きだった。
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