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コラム2023年8月15日

【本日のマーケット】8月15日(火)

8月15(火)のマーケット                                                                   

8月14日の米国株式市場でNYダウはもみ合いながら終値は小幅だが3日続伸。NY証券取引所では、USスチールはエスマークが買収提案を行うと報じられ上昇した。NYダウ採用銘柄はインテル、セールスフォース、メルクなどが買われ、3Mやウォルグリーン、ゴールドマン・サックスなどが売られた。NYダウは前日比26ドル(0.07%)高の35,307ドル。ソロス・ファンド・マネジメントがAMDやエヌビディアなどAI関連を取得していたことがSEC(証券取引委員会)に提出した報告書で判明したと報じられ、ナスダックは反発した。ナスダックではエヌビディアとAMDの上げが目立った。NASDAQ総合指数は前日比143ポイント(1.05%)高の13,788。S&P500指数は前日比25ポイント(0.57%)高の4,489。

4~6月期GDPが予想を大幅に上回り反発したが、個人消費の弱さは気掛かりで上値抑制。アドバンテストなど半導体関連は高寄りしたが、その後上げ幅を縮小。日本郵政は自社株買いを好感。メドレーとレアジョブは決算を受けてストップ高。一方、ダイキン工業とメルカリは続落となり、Wスコープは純利益が大幅減となり大幅安。電通も大幅減益で売られた。Wスタンダードは大幅減益と主要取引先との契約終了見込みも嫌気されストップ安。

スタンダード市場では、コメ兵が通期の業績予想と配当予想を増額し急騰した。トレイダーズは大幅増益と自社株買いを発表しストップ高。SKエレクは好決算でストップ高。Abalanceは大幅続落となり、PKSHAはストックオプションの課税処理で特別損失を計上したため下落。

グロース市場では、マイクロアドが大幅安継続。会計・人事労務ソフトのフリーと、DX支援のモンスターラボは赤字決算で急落。就労移行支援のココルポートは今期予想が四季報予想を下回りストップ安。GNIは好決算で急騰。トレンダーズは業務提携による再生医療領域に本格参入で高い。

チャート上では、上下に短いヒゲを伴う陰線。高寄りしたものの、上値は重く25日移動平均線(3万2494円)を抜くことは出来ず、再び5日移動平均線(3万2270円)も割り込んでしまった。

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半導体関連、エヌビディアの目標株価引き上げで動意
日本証券新聞8月16日(水)紙面1面TOP記事掲載

生成AIの成長性を再確認 先端半導体を支える日本企業 アドバンテスト、東エレクなど

アドバンテスト(6857・日足)

15日の東京市場では前日は軟調に推移した半導体関連株が急反発した。14日の米国市場でモルガン・スタンレーの強気見通しを受け、エヌビディア(NVDA)が急騰したことが手掛かりとなった。モルガン・スタンレーではAI市場の高い成長性と最近のエヌビディア株の下落を受け、投資判断「オーバーウェイト」と今後12カ月間の目標株価を500ドルの強気見通しを強調した。同社株の11日終値は408.55ドルで、14日は7.1%高の437.53ドルで取引を終えた。

エヌビディアは生成AIのデータ処理や深層学習に使われるGPU(画像処理半導体)のトップメーカーで、これをアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が追いかけ、インテル(INTC)も追随する。14日の米国市場ではAMDとメモリー大手のマイクロン・テクノロジー(MU)が6%高に買われるなど、関連株が一斉高となった。

こうした流れを受け、国内でも先端半導体の生産を支える関連株が物色された。

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今日の市況概況
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8月15日(火)☆[概況/大引け]

GDPは高成長だが、内需が弱く内容は悪いという見方から日経平均は上値抑制

大引けの日経平均は178円高の3万2,238円、TOPIXは9ポイント高の2,290ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,061、下落銘柄数は716。出来高は12億8,372万株、売買代金は3兆675億円。
4~6月期の実質GDPは前期比年率6.0%成長となり、市場予想の3.1%成長を大きく上回ったため、日経平均は取引開始直後に344円高の3万2,403円となったが、その後は上げ幅を縮めた。
インフレ高進の影響で個人消費がマイナスとなったことや、GDPを押し上げたのは輸入の落ち込みだったため、内需の弱さが際立ち、内容は悪いと大和証券では解説している。

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