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コラム2023年9月7日

【本日のマーケット】9月7日(木)

9月7(木)のマーケット                                                                   

9月6日の米国株式市場は続落。8月のISM非製造業景況指数が54.5と市場予想の52.4と7月の52.7を上回ったため、金利が上昇し、高PER銘柄のハイテク株中心に売られた。中でもナスダック上場でNYダウに採用されているアップルは、「中国が中央政府機関の職員に対し、米アップルの「iPhone」やその他の海外ブランドのデバイスを業務で使用したり、職場に持ち込んだりしないよう命じた」とウォール・ストリート・ジャーナル紙が報じたため売られた。エヌビディアやAMDなど半導体関連も安い。NYダウは前日比198ドル(0.57%)安の34,443ドル。NASDAQ総合指数は前日比148ポイント(1.06%)安の13,872。S&P500指数は前日比31ポイント(0.70%)安の4,465。

反落。中国が政府職員にiPhoneなど海外ブランドスマホの業務や職場での使用を禁止し、米中対立激化に日本も巻き込まれるという不安から日経平均は下げ幅を拡大した。アドバンテストなどの半導体関連とiPhone関連の村田製作やミネベアミツミ、イビデンが安い。NTNは転換社債発行による潜在株式増加で下落した。一方、ロケット打ち上げ成功で三菱重工が買われた。内需株が選好され、紙パルプや電鉄、建設、不動産が高い。

スタンダード市場では、ゲーム開発のユークスが上期の利益予想を上方修正したことで高寄りしたが、売上高は減収予想に下方修正したため買いが続かず下落した。ビューティ花壇は信用取引規制で続落。低位株物色でタツミがストップ高となり、ネポンは低時価総額銘柄物色に乗った。

グロース市場では、GNIとカバーが売られ、アスカネットは大幅減益で年初来安値。不動産クラウドファンディングのクリアルは調整を継続。トラースOPはNX総研の倉庫作業分析ツール「ろじたん」にウェアラブル端末を提供し大幅高。家族葬のきずなHDはSMBC日興が新規「1」。

チャート上では、長い上ヒゲを伴う陰線。9日ぶりの反落で陰線となったが、5日移動平均線(3万2983円)がサポートとなった。

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注目記事 Pick up
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NTT 光電融合デバイス 早期に数千億円規模へ
日本証券新聞9月8日(金)紙面1面TOP記事掲載

次世代ネットIOWN構想推進に向け開発加速

NTT(9432・P)が続伸、7月3日以来の170円台回復となった。6日に光電融合デバイスの開発状況に関する説明会を開催、次世代技術への期待が高まった。

同社は独自の光通信技術を使った次世代の通信ネットワークサービス、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network=アイオン)構想を推進している。最終的な目標としては現在の方式に比べ電力効率100倍、伝送容量125倍、通信の遅延200分の1を目標に掲げているが、実現に向けた基盤技術が光電融合デバイスだ。6月に設立した100%子会社のNTTイノベーティブデバイスが開発と製造を担い、2025年度に商用化を予定している。

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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9月7日(木)☆[概況/大引け]

米中対立が警戒され電機株が下落。内需株選好で紙パルプや電鉄、建設は上昇

大引けの日経平均は249円安の3万2,991円、TOPIXは9ポイント安の2,383ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は629、下落銘柄数は1,151。出来高は14億5,499万株、売買代金は3兆6,493億円。
日経平均は9日ぶりに反落。

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