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コラム2023年9月28日

【本日のマーケット】9月28日(木)

9月28(木)のマーケット                                                                   

9月27日の米国株式市場はNYダウは続落、ナスダックは反発。長期金利の上昇や議会の予算審議難航に伴う政府閉鎖リスクが警戒され、NYダウは一時312ドル安となった場面もあったが終盤に下げ幅を縮めた。ジョンソン&ジョンソンやP&Gが安く、NY原油先物が続伸でエクソン・モービルは買われた。NYダウは前日比68ドル(0.20%)安の33,550ドル。ナスダックも中盤に売られたが、終盤に持ち直した。バイデン大統領が秋にAIに関して措置を発表へと報じられ、エヌビディアは上昇した。NASDAQ総合指数は前日比29ポイント(0.22%)高の13,092。S&P500指数は前日比0.9ポイント(0.02%)高の4,274。

配当落ち約220円に加えて金利上昇を受けて、前引け間際に下げ幅拡大。日経平均の銘柄入れ替えで29日に約4000億円の換金売り。年金運用のGPIFは総資産に占める国内株式比率が26%超で25%のターゲットに戻すには2.5兆円の売却が必要という見方も売り圧迫要因。コア銘柄が下落。原油高で燃料費増大懸念から空運も安い。原油関連のINPEXは買われた。中外薬は米イーライリリーに導入した肥満症治療薬のロイヤルティー収入期待。

スタンダード市場では、日本オラクルが反落し、Abalanceが3日続落。一方、住石HDが急騰。フルヤ金属はプライム市場への変更申請を行ったと発表したことで買われた。岸田首相が物流の2024年問題の対策で「物流革新緊急パッケージ」を取りまとめる方針で、イーロジットはストップ高。

グロース市場では、JTOWERが売られ、サンウェルズが反落。ココルポートやアドベンチャーが安値更新となった。デジタルプラスは資本業務提携を発表しストップ高。ロジザードも岸田首相の「物流革新緊急パッケージ」への期待でストップ高。ペルセウスは抗体研究支援サービスで上昇。

チャート上では、長めの下ヒゲを伴う陰線。一目均衡表の雲領域を下抜けてしまった。目先は調整局面となりそう。

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次は12月の配当銘柄に照準
日本証券新聞9月29日(金)紙面1面TOP記事掲載

10万円以下で買える高配当、好業績株も

9月の日経平均株価の配当落ち分は224円程度とみられ、権利落ちを勘案しても28日の東京市場は軟調な展開となった。ここからは、2024年から始まる新NISA(少額投資非課税制度)なども念頭に、引き続き配当や自己株式の取得などの株主還元を手掛りに投資を考えてみたい。次は12月決算企業がターゲットとなる。

表①は23年12月期の予想配当利回りが3%以上、営業利益の予想増益率が15%以上を条件にプライム、スタンダード市場からスクリーニングした銘柄群。27日現在で31銘柄が該当し、このうち最低投資金額が10万円以下銘柄も9社ある。

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今日の市況概況
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9月28日(木)☆[概況/大引け]

一時697円安。配当落ち約220円と金利上昇に加えて、日経平均銘柄入れ替え時の換金売り約4千億円予想とGPIFからの売り推計2.5兆円も警戒

大引けの日経平均は499円安の3万1,872円、TOPIXは34ポイント安の2,345ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は247、下落銘柄数は1,558。出来高は16億6,147万株、売買代金は3兆9,872億円。
配当落ち分の約220円に加えて、金利上昇を受けて、日経平均は前引け間際に下げ幅を拡大した。
後場は一時697円安の3万1,674円まで下落した。

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