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コラム2023年11月1日

【本日のマーケット】11月1日(水)

11月1(水)のマーケット                                                                   

10月31日の米国株式市場はでNYダウは続伸。中国国家統計局による10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.5と、好不況の境目である50を2カ月ぶりに下回ったことや、OPECの10月の原油生産量が3カ月連続で増加したため、原油先物が続落となり、景気悪化懸念が和らいだ。ただ、キャタピラーは受注残の減少で売られた。画像検索・共有サービスの米ピンタレストは第3半期決算がデジタル広告の好調を背景に収益がアナリスト予想を上回ったことで買われた。クラウドネットワーク製品開発のアリスタ・ネットワークスも決算発表で上昇。NYダウは前日比123ドル(0.38%)高の33,052ドル。ナスダックは3日続伸。AMDが決算発表を前に買われたが、10~12月期の見通しがアナリスト予想を下回ったため、時間外取引では売られた。テスラが反発し、インテルが続伸。サレプタ・セラピューティクスは、ロシュと共同開発している筋ジストロフィー治療薬の臨床試験で主要評価項目が未達だったことで急落した。NASDAQ総合指数は前日比61ポイント(0.48%)高の12,851。S&P500指数は前日比26ポイント(0.65%)高の4,193。

日経平均は大幅続伸。1ドル=151円台の円安で輸送用機器や精密、電機、海運が上昇し、金利上昇で銀行も高い。村田製作は通期の減益幅縮小見通しで急騰。トヨタは通期予想の上方修正で一段高。レーザーテックはEUVマスク欠陥検査装置の引き合い増加を好感。三菱電機は好決算で急騰し、ワコムは自社株買いの発表でストップ高。一方、アドバンテストは下方修正で売られ、M&Aキャピタルは減益決算でストップ安。JALは上方修正したが材料出尽くし感。

スタンダード市場では、元気寿司が大幅増額修正でストップ高。住石HDは上期大幅増益で大幅高。テーオーHDがストップ高。田中精密は業績上方修正と増配に加え、立会外自社株買いも実施したことで大幅高。半面、テセックは減益決算で大幅安となり、高周波鋼業は通期赤字予想でストップ安。

グロース市場では、ベイシスがNTTグループを得意先に持つ人材派遣会社を子会社化すると発表し一時ストップ高。メイホーHDは今田建設グループ3社がグループ入りしたことで高い。他方、アジャイルメディアは5日続落。LabaroAIは11日ぶりに下落し、サンウェルズは反落。

チャート上では、寄付き直後が安値で大引けが高値となる「陽の丸坊主」。ギャップアップとなり、一気に25日移動平均線(3万1,468円)を飛び越えた。買戻し以外に買いが入って来るかがポイントとなる。

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増配・復配銘柄が続々
日本証券新聞11月2日(木)紙面1面TOP記事掲載

東洋水産 社長が還元に前向きな姿勢示す

東証による「資本コストや株価を意識した経営の実現」要請も底流に、決算発表と併せ株主還元を強化を打ち出す銘柄が続々。

東洋水産(2875・P)は連日の最高値。10月31日、初の中間配当の増額(40円→60円)を発表した。説明会でも住本憲隆社長が株主還元の改善に前向きな姿勢を示した。今3月期上期業績は市場コンセンサスを大幅に超過、会社側は通期予想を上方修正を実施。特に北米の即席めんが好調で節約志向の高い消費者を引き付けている。

東海東京FH(8616・P)は連日の新高値。従前は可視性の低さが懸念事項だったが、新たに「配当性向50%以上または年24円以上のいずれか高い方」と方針を明確にした。“事実上の下限”となる年24円ベースで配当利回り4.4%となる。

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今日の市況概況
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11月1日(水)☆[概況/大引け]

742円高で高値引け。151円台の円安で輸出関連が高く、村田製作とトヨタは上方修正で買われた

大引けの日経平均は742円高の3万1,601円、TOPIXは56ポイント高の2,310ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,308、下落銘柄数は328。出来高は19億4,396万株、売買代金は4兆8,360億円。
日経平均は大幅続伸となり高値引け。
1ドル=151円台の円安で輸送用機器や精密、電機、海運が上昇し、金利上昇で銀行も高い。

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