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コラム2023年11月13日

【本日のマーケット】11月13日(月)

11月13(月)のマーケット                                                                   

先週末11月10日の米国株式市場は反発。11月のミシガン大学消費者信頼感指数が60.4と、前月の63.8から低下し、市場予想の63.7も下回った。ただ、1年先のインフレ期待は4.4%で、2カ月連続で上昇したため、序盤は上げ幅を縮めたが、ハイテク株が買われたため、上向きとなった。マイクロソフトが上場来高値、エヌビディアは8日続伸。その他、アップルやAMD、アマゾン、メタプラットフォームズも買われ、テスラも反発した。一方、ディズニーは映画公開の延期を発表したため売られた。「デッドプール」は24年5月から7月に、「キャプテン・アメリカ」は24年7月から25年2月に延期された。NYダウは前日比391ドル(1.15%)高の34,283ドル。NASDAQ総合指数は前日比276ポイント(2.05%)高の13,798。S&P500指数は前日比67ポイント(1.56%)高の4,415。

なお、取引終了後に、格付け会社のムーディーズは米国の信用格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に下げた。財政の健全性にリスクがあると指摘。格付け自体は最上級の「Aaa」を維持している。

プライム市場では、東京エレクの通期減益幅縮小見通しが好感され朝方は高かったが、上海株と香港株が小幅安となり、日経平均も足踏み。資生堂は業績下方修正で、東邦亜鉛は赤字転落予想でストップ安。ニトリは上期決算が計画未達で下落。一方、ゼンショーは業績予想と配当予想を上方修正し最高値更新。いすゞは業績予想と配当予想の上方修正に加えて、自社株買いも発表したため大幅高。レオパレスは通期予想の上方修正が好感され、ベネッセはMOBでストップ高。

スタンダード市場では、ナカニシが業績下方修正で大幅安となり、Speeeは大幅減益で売られた。GCジョイコは新株予約権の発行を発表し、潜在株の増加警戒でストップ安。業績上方修正でマクドナルドは買われ、ミナトHDはストップ高。ギグワークスは信用取引規制解除で大幅高。

グロース市場では、Chatworkが赤字幅拡大予想でストップ安。DELTA-Pが大幅安となり、NexToneは業績下方修正でストップ安となった。大泉製作所はフェローテックがTOBを発表し急騰し、クラウドID管理のHENNGEは高成長継続予想が好感された。

チャート上では、上下にヒゲを伴う陰線。高寄り後に3万3000円を手前に上値を抑えられた。引き続き、5日移動平均線(3万2447円)がサポートとなった。

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SBI、株式手数料無料化で口座大幅増 楽天、野村などから移管続々
日本証券新聞11月14日(火)紙面1面TOP記事掲載

北尾会長「下期は大転換期に」

SBIHD(8473・P)は10日、10月からのオンライン国内株式売買手数料無料化により、9月の新規口座開設件数は7月より56.1%増、信用取引口座開設件数は同2.7倍に膨れ上がり、証券総合口座数は国内初の1,100万口座に上ったことを明らかにした。ライバルの楽天証券をはじめ、国内株の他社からの移管も急増しているという。決算説明会で北尾吉孝代表取締役会長兼社長は「手数料ゼロにしたこともあり、下期は大転換期になる」と、意欲を示した。株価は底堅い。

今3月期第2四半期(4~9月)決算は収益5,748億2,500万円(前年同期比28.3%増)、最終利益370億8,800万円(同4.6倍)。金融サービス事業は同28%増と大幅に伸長したのが貢献した。通期予想は非開示だが北尾会長は「通期で初めてとなる(収益)1兆円は確実に超えると思う」と自信を見せた。

北尾会長は株式売買手数料無料化について「発表しただけでこれまでとは全然違う伸びになっている。当初、(収益が)減るというアナリストもいたが、全くそういうことはなかった。グループ全体にとって様々なポジティブな波及効果がある」と評価した。

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今日の市況概況
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11月13日(月)☆[概況/大引け]

15日の米中首脳会議を控え、香港株が様子見となり、日経平均も足踏み

大引けの日経平均は17円高の3万2,585円、TOPIXは0.1ポイント安の2,336ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は608、下落銘柄数は1,001。出来高は14億7,989万株、売買代金は3兆7,410億円。
東京エレクトロンが通期の減益幅について、従来予想から縮小する見通しを示したことで他の半導体関連株も買われ、日経平均は朝方高かった。
しかし、上海株と香港株が一時、小幅安となったため、日経平均も足踏みとなった。

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