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コラム2025年1月7日

【本日のマーケット】1月7日(火)

1月7(火)のマーケット                                                                   

1月6日のNYダウは小反落、ナスダックは続伸。ワシントン・ポストが1月6日に、トランプ次期政権が関税をかける輸入品を安全保障上、重要なものだけに絞り込むことを検討していると報道した。関税の範囲が狭まることが好感され、NYダウは一時383ドル高となったが、トランプ次期大統領が報道を否定したため、中盤に伸び悩み、小反落となった。イーライリリーやマスターカードが売られた。スポーツ中継配信サービスのフボTVはウォルト・ ディズニーとオンライン中継のテレビ事業を統合することで合意したと発表し急騰した。NYダウは前日比25ドル(0.06%)安の42,706ドル。ナスダックも上げ幅を縮めたが続伸。エヌビディアやメタ・プラットフォームズ、AMDが買われた。パランティア・テクノロジーズは反落した。NASDAQ総合指数は前日比243ポイント(1.24%)高の19,864。S&P500指数は前日比32ポイント(0.55%)高の5,975。

日経平均は急反発。台湾の鴻海精密の10~12月期売上高がアナリスト予想以上で、繁忙要因の生産委託元の米エヌビディアが6日に高値更新。7日の東証は半導体関連が上昇を牽引した。エヌビディアがトヨタに自動運転の開発に適した半導体を供給すると発表しトヨタも上昇。京セラは採算悪化事業の売却検討報道で買われた。富士通ゼネラルはTOB(株式公開買い付け)が発表され急騰。太陽HDはDICとの経営統合観測報道で高い。海運株は利食い売り。

スタンダード市場では、リベルタが14日続伸で連日のストップ高。半導体洗浄装置メーカーのJETと量子コンピューター関連のユビキタスAIが大幅続伸。量子コンピューターには雑音低減が求められることからエヌエフHDが買われストップ高。伊勢化学は売られ、鈴茂器工は続落。

グロース市場では、健康食宅配のファンデリーが株主優待制度の導入に続き、ファン株主2万人構想を発表し2日連続ストップ高。INCLUSIVEは出資先のロケットベンチャーがトヨタグループと資本業務提携で合意したため、投資成果が期待されストップ高。タイミーは下落した。

チャート上では、長めの上ヒゲを伴う陽線。5日移動平均線(3万9826円)を大きく飛び越え、4万200円台まで上値を伸ばした。上値は抑えられたが、4万円の大台回復で大引けとなった。

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年明けもAI ハイテク高で日経平均4万円回復
 日本証券新聞1月8日(水)紙面1面TOP記事掲載

鴻海好決算、CESなど 期待高まる 半導体関連 再評価の局面へ

東エレク(8035・週足)

半導体製造装置(SPE)株の急伸を受け、7日の東京市場では日経平均株価が一時900円超の上昇となり、4万円の大台を回復した。終値は前日比776.25円高の4万83.30円だった。東京エレクトロン(8035・P)アドバンテスト(6857・P)の2銘柄で日経平均を400円近く押し上げた。

上昇のきっかけは電子機器受託製造で世界最大手の鴻海(ホンハイ)精密工業が5日に発表した2024年12月期第4四半期(24年10~12月)決算が好調だったこと。AIサーバー向けのクラウド、ネットワーク関連機器が好調で売上高は過去最高を記録した。これを受け、6日の米国市場ではエヌビディア(NVDA)、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、マイクロン・テクノロジー(MU)などAI関連の主要な半導体関連株が軒並み上昇した。ナスダック総合指数が1.2%、フィラデルフィア半導体指数(SOX)が2.8%の上昇となり、この流れが東京市場に波及。また、米国では7日からラスベガスで世界最大のハイテク見本市「CES」が始まる。AIが主要なテーマとなることから、関連銘柄への期待が高まりやすいタイミングでもある。

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今日の市況概況
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1月7日(火)☆[概況/大引け]

急反発。半導体株が牽引。エヌビディアCEOの講演で安川電機も上昇

大引けの日経平均は776円高の4万83円、TOPIXは30ポイント高の2,786ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は815、下落銘柄数は762。出来高は19億6,266万株、売買代金は4兆9,382億円。
エヌビディアやアップルの製品を受託生産している台湾の鴻海精密工業が5日に発表した10~12月期の売上高が前年同期比15%増収と、アナリスト予想の13%増収を上回ったため、6日の台湾市場で買われ、その後、米国市場でエヌビディアは高値更新となった。
これを受け、7日に東証では東京エレクトロンやディスコなど半導体関連が買われ、日経平均は急反発した。

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