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コラム2024年1月24日

【本日のマーケット】1月24日(水)

1月24(水)のマーケット                                                                   

1月23日の米国株式市場でNYダウは反落、ナスダックは4日続伸。3Mは業績見通しがアナリスト予想に届かず大幅安となった。ベライゾンは10~12月期の個人向け携帯電話の契約数が増加に転じたことで買われた。中国の電子商取引最大手アリババ・グループの米国預託証券(ADR)が上昇。共同創業者の馬雲(ジャック・マー)氏が昨年10-12月に香港市場上場のアリババ株5,000万ドル(約73億9,750万円)相当を購入したとのNYタイムズが報じた。NYダウは前日比96ドル(0.25%)安の37,905ドル。ナスダックでは、ネットフリックスは10~12月期の会員数増加がアナリスト予想を上回ったことで買われた。NASDAQ総合指数は前日比66ポイント(0.43%)高の15,425。S&P500指数は前日比14ポイント(0.29%)高の4,864。

少数派だがBNPパリバとモルガン・スタンレーは日銀が3月にマイナス金利解除と予想。長期金利が上昇し、日経平均は続落。銀行株は買われたが、不動産株と建設株が売られた。不二製油は買収した米業務用チョコレート会社の減損処理を発表したが追加減損もあるのではという懸念から大幅安。日経平均に採用期待のソシオネクストは5日続伸。霞ヶ関キャピタルは大和証券が目標株価を引き上げた。ゲンキードラッグは業績上方修正で大幅高。

スタンダード市場では、アスマークが信用取引規制で売られた。名村造船とサインポストは利食い売りで下落。桜ゴムは減益予想を大幅増益予想に上方修正したためストップ高となった。竹田iPはタイにパッケージ製造の子会社を設立することで買われた。防衛関連の日本アビオが高い。

グロース市場では、サークレイスが新サービス「海外給与計算」を提供開始でストップ高。ビッグモーター再建関連の思惑でナルネットが再び上昇。アクセルマークはユーザー情報(Cookie)に依存しない広告配信プラットフォームで買われた。GENDAは反落、QPS研は5日続落。

チャート上では、ギャップダウンとなり陰線を引いた。5日移動平均線(3万6144円)にタッチしたが、大引けでは持ち直し5日移動平均線上に浮上となった。

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1日遅れの“日銀相場”!?
日本証券新聞1月25日(木)紙面1面TOP記事掲載

銀行株高際立ち、不動産売られる

24日の日経平均は一時412.68円安。これだけなら急伸を続けた後の当然の一服と言えるが、業種別指数(33業種)騰落率を見ると、銀行株の上げ(4.2%高)が突出している。(超長期債運用の多い)保険株も2位に付ける一方、(多額の借入金を抱える)不動産株がワースト。足元の長期金利上昇を映したもので、「1日遅れの日銀相場」のような格好となった。

金融政策決定会合後の23日昼休み中に発表された「当面の金融政策運営について」や展望リポートは、むしろハト派的な印象を与え、直後の資本市場は大きく円安・株高に振れる場面があった。ところが、引け後の日銀・植田和男総裁会見を受けて状況が急転。一時1ドル=146円台の円高となる一方、日経平均先物は午後5時40分には510円安まで売られる場面があった。

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今日の市況概況
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1月24日(水)☆[概況/大引け]

続落。春闘集中回答日に向け金融政策の正常化観測が続くという見方

大引けの日経平均は291円安の3万6,226円、TOPIXは12ポイント安の2,529ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は470、下落銘柄数は1,148。出来高は15億6,297万株、売買代金は4兆3,242億円。
日銀金融政策決定会合は3月18日~19日に開催された後は、4月25日~26日の予定で、大方の見方はマイナス金利の解除は3月ではなく、4月ということになっている。
だが、春闘の集中回答日は3月中旬なので、それを注視し、市場では3月マイナス金利解除の観測が維持される可能性があると野村証券では予想している。
3月マイナス金利解除観測に囚われる状況が続くという見方で、長期金利が上昇したこともあり、日経平均は続落となった。

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