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コラム2024年1月29日

【本日のマーケット】1月29日(月)

1月29(月)のマーケット                                                                   

1月26日の米国株式市場でNYダウは続伸、ナスダックは7日ぶりに反落。商務省が発表した12月の個人消費支出(PCE)物価指数で、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPCE物価指数は前年同月比2.9%上昇となり、11月の3.2%から縮小し、市場予想の3.0%も下回ったため、インフレ率鈍化が好感された。アメリカン・エキスプレスは2024年の利益見通しがアナリスト予想を上回ったことで買われたが、ビザは1~3月期の増収予想がアナリスト予想を下回ったことで売られた。NYダウは前日比60ドル(0.16%)高の38,109ドル。ナスダックでは、インテルは1~3月期の業績見通しがアナリスト予想を下回ったために大幅安となり、アプライド・マテリアルズやラム・リサーチなどの半導体製造装置メーカーも売られた。一方、肥満症治療薬を開発中のコーバス・ファーマシューティカルズは大幅高となった。NASDAQ総合指数は前日比55ポイント(0.36%)安の15,455。S&P500指数は前日比3ポイント(0.07%)安の4,890。

反発。買い遅れた外国人投資家の日本株買いがまだ出そうという見方で主力株が高く、1ドル=148円台の円安も寄与した。トヨタや日本製鉄、三菱重工、任天堂、ソニーG、日本郵船、三菱商事が上昇。中東で米軍に死者が出たため石油関連が物色された。ただ、30~31日の米国FOMCを控え、日経平均は終盤に上げ幅を縮めた。カゴメは米トマト加工の持ち分法適用会社を子会社化し急騰。半導体関連は安い。高寄りしたファナックはもみ合いに。

スタンダード市場では、マミヤOPが増配を発表したことで買われ、シンシアとウルトラファブリックスは業績上方修正と増配が好感された。ゼネテックは情報通信研究機構と共同で特許出願を発表し、一時大幅高となった。オカムラ食品が売られ、サーバーワークスが続落。ケイブが反落。

グロース市場では、QPS研究所は副社長が黒字化はそれほど遠い先の話ではないと述べたことが注目され急騰した。ELEMENTSがストップ高。「治療アプリのネット広告可能に」との報道でサスメドが反発した。クオリプスとサイジニアが続落となり、海帆が反落した。

チャート上では、寄付きが安値の陽線。3万6000円の心理的な節目をかろうじて回復したが、5日移動平均線(3万6151円)で上値を抑えらる格好となった。

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注目記事 Pick up
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日本版“配当貴族”銘柄に照準
日本証券新聞1月30日(火)紙面1面TOP記事掲載

安定性重視し、「連続増配」「利回り」「配当性向」で選別

新NISA(少額投資非課税制度)スタートに伴う年明け後の個人投資家買い期待はひとまず空振り(1月第3週まで6週連続売り越し)となっているが、個人売買の特性としては、逆張り指向(相場急伸時の売り先行)とともに、利回り指向の動きも垣間見える。

29日も利回り4.6%の浅沼組(1852・P)が連日の最高値追いとなり、プライム市場高利回り11位(4.8%)のグランディハウス(8999・P)は昨年9月20日高値を更新。利回り4.7%の日東工業(6651・P)も昨年9月5日高値3,985円まで「あと5円」に迫ってきた。個人好みの高利回り株人気は個別ベースで依然継続中とみてよさそうだ。

1月末割当の各種権利を落とす30日からは受け渡しベースでの実質2月相場入りとなる。クオンツアナリストの試算するファクターリターンでは、年間で最も配当利回りファクターが効くのは2月。3月期末配当取りの動きが強まるタイミングであり、あらためて高配当利回り銘柄が注目されてくるところか。

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今日の市況概況
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1月29日(月)☆[概況/大引け]

主力株が買われたが、FOMCを控え、日経平均は上げ幅を縮めた

大引けの日経平均は275円高の3万6,026円、TOPIXは31ポイント高の2,529ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,345、下落銘柄数は277。出来高は13億7,660万株、売買代金は3兆9,033億円。
日経平均は反発。買い遅れた外国人投資家の日本株買いがまだ出そうという見方で主力株が高く、1ドル=148円台の円安も寄与した。

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