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コラム2024年6月20日

【本日のマーケット】6月20日(木)

6月20(木)のマーケット                                                                   

6月19日の米国株式市場はジューンティーンス(奴隷解放記念日)の祝日で休場。

フランス株の反落を受けて、日経平均は前場に307円安。休場明けの米国エヌビディア株の動きに期待して、後場は押し目買いが入った。アドバンテストやイビデン、TOWAが買われ、太陽誘電と村田製作も堅調。第一三共やペプチドリームが高い。半面、不動産株と証券株が売られ、データセンター関連のさくらインターネットとフジクラも安い。TOPIX改革の新ルールにより除外されるという見方から、関東電化や丹青社、レックは下落した。

スタンダード市場では、TOPIXの改革案で採用されるという期待からマクドナルドや住信SBIネット銀、ナカニシが買われた。AI関連のPKSHAは7日ぶりに反発。くろがね工作は大幅続伸。トレードワークスはSCSKとの資本業務提携でストップ高。伊勢化学は4日続落。

グロース市場では、TOPIXへの採用期待でカバーとGNI、ウェルスナビが物色された。メディア工房は株主優待制度の新設を発表しストップ高なった。ヘリオスはアステラス製薬子会社へのライセンス供与で急騰。サンバイオは条件付き承認で出荷が見送られたためストップ安。

チャート上では、短い下ヒゲを伴う陽線。後場からのじり高で5日移動平均線(3万8520円)をクリアし、ほぼ高値で大引けを迎えた。次のポイントは目前に迫った25日移動平均線(3万8721円)となる。

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東証「TOPIX改革」が話題
 日本証券新聞6月21日(金)紙面1面TOP記事掲載

非プライムの時価総額上位が一斉動意

東証が19日引け後に発表したTOPIXの「ルール変更」が話題を集めた。主な変更点は①プライム市場だけではなく、スタンダード、グロース両市場からも採用することと、②採用・除外基準を設けて、10月末に年1回銘柄入れ替えを行うことにある。またTOPIX採用の予備軍的な位置付けの指数「TOPIXネクスト・ティア」も新設する。東証試算(昨年8月末の数値が基準)によると、現行のTOPIXが新TOPIXに移行した場合、「浮動株時価総額合計」は434兆円から430兆円に、「市場カバー率」も約97.5%から約96.6%へと、微減ながらほぼ同水準にとどまり、その点で連続性を確保できる。一方、大きく変わるのは「浮動株時価総額」と「1日当たり売買代金」の各中央値で、それぞれ2倍以上に上昇する。つまり、これらの値の低いプライム市場の小型株に除外が相次ぐわけだ。実際、構成銘柄数も現行の約1,700銘柄から約1,200銘柄へと約3割減が試算されている。

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今日の市況概況
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6月20日(木)☆[概況/大引け]

休場明けのエヌビディアに期待し半導体関連が買われ、日経平均は小幅高に

大引けの日経平均は62円高の3万8,633円、TOPIXは3ポイント安の2,725ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は746、下落銘柄数は841。出来高は13億1,087万株、売買代金は3兆1,756億円。
フランス株式の反落を受けて、日経平均は前場に307円安となった。
だが、休場明けの米国エヌビディア株の動きに期待して、後場は押し目買いが入った。

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