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コラム2024年7月23日

【本日のマーケット】7月23日（火）

7月23日（火）のマーケット                                                                   

7月22日のNYダウは3日ぶりに反発、ナスダックは4日ぶりに反発。先週後半に売られた半導体関連に買いが入った。NY証券取引所ではセールスフォースとナイキが買われた。ベライゾンは4～6月期の営業収入がアナリスト予想に届かず売られた。NYダウは前日比127ドル(0.32％)高の40,415ドル。ナスダックではエヌビディアは新型の人工知能(AI)向け旗艦半導体「ブラックウェル」について、米国の現行輸出規制に沿った中国市場向けのモデルを準備しているとロイターが報じたことで買われた。テスラは来年、「本当に役立つ」人型ロボットを社内向けに少量生産すると、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がX(旧ツイッター)に投稿したことで上昇した。一方、システム障害の原因となったクラウドストライクは大幅続落となった。NASDAQ総合指数は前日比280ポイント(1.58％)高の18,007。S＆P500指数は前日比59ポイント(1.08％)高の5,564。

日経平均は米国株反発を受けて朝方328円高となったが伸び悩み、後場はもみ合いに。ハリス政権になるとトランプ減税撤廃と警戒された。日本郵船の業績上方修正で他の海運株も連れ高。茂木自民党幹事長が日銀に金融政策正常化を求めたため、利上げ圧力からメガバンクが高い。瑞光は新株予約権の消却で急騰。武蔵精密は子会社によるＡＩサーバー向けキャパシタで大幅高。レーザーテックやキーエンス、ロームが安い。トランプ関連の住友林業と大和工が下落。

スタンダード市場では、メタプラネットが３日続伸。ホテル建設増加で高級ホーロー浴槽の拡販期待で大和重工は２日連続ストップ高。サン電子は米投資会社がＴＯＢ(公開買付)価格引き上げで高い。サーティワンは反落し、両毛システムズは４～６月期が大幅減益だったため大きく売られた。

グロース市場で、ＪＴＯＷＥＲはＫＤＤＩと通信鉄塔の中長期的な整理統合を含む共同検討で大幅高。オキサイドは炭化ケイ素(ＳｉＣ)ウエハーのサンプル出荷を早ければ年内にと報じられ上昇した。セルシードは３日連続ストップ安。ＱＰＳ研とＦＦＲＩ、インテグループは続落。

チャート上では、2日連続の陰線。25日移動平均線（4万93円）を上回ることは出来ず、急降下してくる5日移動平均線（4万96円）が目前に迫って来た。3万9500円処で下げ止まるか注目される。

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【FTSEラッセル インデックス投資部門・広瀬健日本代表に聞く】
 日本証券新聞7月24日（水）紙面1面TOP記事掲載

海外投資家ご用達指数の現状は

7月第2週も現先合算で1兆円近い買い越しとなるなど、6月下旬以降の外国人買いが話題だが、グローバル運用を行う海外投資家ご用達の株価指数と言えば、「MSCI」であり「FTSEラッセル」。四半期の銘柄入れ替えの際などに巨額の資金が動き、東京市場にも少なからぬ影響を及ぼすことで知られている。なお、こうしたグローバル株価指数は決して“機関投資家専用”というわけではない。近年、MSCIオールカントリーインデックスが「オルカン」の通称で脚光を浴びたように、新NISA(少額投資非課税制度)で盛り上がる個人投資家の間でも注目を度が高まっている。こうした状況について、FTSEラッセルのインデックス投資部門の広瀬健日本代表(写真)に話を聞いた。

――そもそもの話だが、「FTSE」はどう発音すればいいのか。

「FとTSEで『フッツィー』と呼ばれている。まだ日本での知名度はさほど高くはなく、名称を浸透させていきたい」

――この手の指数でよく知られるのは御社とMSCIだが、S＆Pダウ・ジョーンズなど他の指数ベンダーの動向は。

「決して手掛けていないわけではないだろうが、機関投資家のグローバル株式戦略での採用実績を見ると、このセグメントではかねて2社が先行している。一方でS＆Pや弊社のラッセル指数は米国株式戦略での採用実績が多い」

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今日の市況概況
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7月23日（火）☆[概況/大引け]

ハリス副大統領の増税志向が警戒され、もみ合いに

大引けの日経平均は4円安の3万9,594円、TOPIXは5ポイント高の2,833ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,127、下落銘柄数は472。出来高は13億8,972万株、売買代金は3兆4,885億円。
米国株反発を受けて日経平均は朝方328円高となったが、買い一巡後は伸び悩み、後場はもみ合いとなった。

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