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コラム2024年11月21日

【本日のマーケット】11月21日(木)

11月21(木)のマーケット                                                                   

20日のNYダウは値下がりで推移していたが、終盤に買戻しが入り、5日ぶりに反発した。医薬品のイーライリリーや医療保険のユナイテッドヘルスといったディフェンシブ株が買われた。ディスカウントストアのターゲットは通期見通しを下方修正したことで急落した。エヌビディアの8~10月期決算は売上高が前年同期比1.9倍の350億8,200万ドル(約5.5兆円)、最終利益は2.1倍の193億900万ドルで、共にアナリスト予想平均を上回った。生成AIのデータ処理などを行うデータセンター向けの売上高が2.1倍の約308億ドルと好調だった。11~25年1月期の売上高見通しは約375億ドル(プラスマイナス2%)とした。アナリスト予想平均は371億ドルだったが、最高は410億ドルだったため、時間外取引で下落した。ナスダックは3日ぶりに反落。NYダウは前日比139ドル(0.32%)高の43,408ドル。NASDAQ総合指数は前日比21ポイント(0.11%)安の18,966。S&P500指数は前日比0.1ポイント(0.00%)高の5,917。

米国のエヌビディアの11月~1月期の売上計画が、アナリスト予想の上限に届かず売りが先行して一時3万8000円割れ。半導体関連が売られスクリーンが年初来安値。レーザーテックも年初来安値。一方、データセンター向け需要が旺盛なことを受けて三桜工業が連日の大幅上昇。古河電工・住友電工・フジクラの電線御三家も買われた。トランプ政権の仮想通貨担当ポスト新設を受けてマネックスが年初来高値更新。東京ガスも大幅続伸となった。

スタンダード市場では、トランプ政権の仮想通貨政策の思惑でメタプラネットが大幅反発。リミックスポイントは6日続伸。精工技研が急伸。AIを用いた不動産のSpeeeが急反発。住信ネットも高い。一方、連日高騰していたリベルタは急反落。昨日物色されたSMNも大幅反落となった。

グロース市場では、半導体メモリ大手のキオクシア(旧東芝メモリ)の上場が判明しティアンドエスが関連銘柄として物色され急騰となった。キューブは大幅続伸。トウェンティーフォーセブンはストップ高。カイオムバイオもストップ高。GMOFGが大幅安。ispaceが売られた。

チャート上では、昨日同様に寄付き後が高値となる陰線。一時3万8000円を割り込み、75日移動平均線(3万7897円)目前まで下ヒゲ部分を伸ばした。一目均衡表の雲の中に潜り込んで大引けを迎えた。売り圧力が強く感じられる。

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エヌビディア決算 予想超えも株価は小幅安
 日本証券新聞11月22日(金)紙面1面TOP記事掲載

フジクラ一時急伸、住電工は上場来高値

住友電工(5802・週足)

エヌビディア(NVDA)の決算が20日の米国株式取引終了後、日本時間21日の早朝に発表された。ハイテクセクター全体の行方に影響力を持つ銘柄だけにその内容が注目されていたが、東京市場の関連銘柄は電線・光ファイバー関連が高値に買われる一方、主要な半導体製造装置(SPE)株が売られるなど、明暗が分かれた。

エヌビディアの2025年1月期第3四半期(3Q、8~10月)は、売上高が前年同期比94%増の350億8,200万ドル(約5兆4,000億円)、純利益が同2倍の193億900万ドルと、市場予想(それぞれ、同84%増の331億ドル、同89%増の174億ドル)を上回って着地した。一部ではさらに強気の見方があったこともあり、時間外で一時4%超の下落となったが、売り一巡後は落ち着いた値動き。

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今日の市況概況
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11月21日(木)☆[概況/大引け]

エヌビディア決算で半導体関連が売られ一時3万8000円割れ

大引けの日経平均は326円安の3万8,026円、TOPIXは15ポイント安の2,682ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は731、下落銘柄数は852。出来高は16億8,005万株、売買代金は3兆7,207億円。

米国のエヌビディアの11月~1月期の売上計画が、アナリスト予想の上限に届かず半導体関連に売りが先行して日経平均は一時3万8000円割れとなった。半導体関連が売られスクリーンが年初来安値。レーザーテックも年初来安値となった。

一方、データセンター向け需要が旺盛なことを受けて三桜工業が連日の大幅上昇。電線の古河電工・住友電工が買われた。

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