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コラム2024年12月26日

【本日のマーケット】12月26日(木)

12月26(木)のマーケット                                                                   

12月25日の米国株式市場はクリスマスの祝日で休場。

日経平均は大幅続伸。本日が年内受け渡しの最終売買日なので、節税を意識した売りが一巡するという見方や日本政府が中国人向けビザを緩和したため、富裕層の訪日が景気に寄与すると期待された。12月決算企業の権利・配当取りや、配当再投資の動きを指摘する声も多く聞かれた。好決算のJフロントに加え、中国人向けビザ緩和で他の百貨店も高い。トヨタをはじめとした自動車株とデータセンター関連のフジクラが上昇。ペロブスカイト型太陽電池の積水化学も買われた。JALはサイバー攻撃を受けたことで売られた。東映は野村証券が格下げした。

スタンダード市場では、ペロブスカイト型太陽電池の発電層の原料となるヨウ素を生産している伊勢化学が大幅高。岡本硝子は「ネプコンジャパン」にセラミックス繊維入り高強度AIN(窒化アルミ)基板を共同出展することで買われた。GFAは大幅続落、丸千代山岡家が軟調。

グロース市場では、ispaceがイタリア政府の宇宙機関から月面までの貨物輸送契約を発表し急騰した。病院支援のユカリアは三菱UFJモルガンが投資判断を新規に強気で大幅高。夢展望は信用取引規制で売られた。カバーが利益確保の売りで、インテグループやアルーが安い。

チャート上では、大陽線を示現。寄付き後が安値で、高値圏での大引けとなった。上値を抑えられていた水準の3万9500円を超えて上値を伸ばし、さながら掉尾の一振と言ったところか。

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ペロブスカイト関連活況
 日本証券新聞12月27日(金)紙面1面TOP記事掲載

2040年までの基本計画 再生エネ重視  積水化学は上場来高値

26日の東京市場では積水化学工業(4204・P)をはじめとするペロブスカイト太陽電池関連が活況となった。政府が25日、3年に一度見直しを進めているエネルギー基本計画で2040年度の電源構成を定めた案をまとめ、経済産業省の審議会で了承を得た。新計画案では、40年度の時点の発電量全体に占める各電源の割合について再生可能エネルギーが「4割から5割程度」、火力が「3割から4割程度」、原子力が「2割程度」とされた。再生可能エネルギーが最大の電源になる方向。再生エネが5割の場合、太陽光が全体の29%となる内訳も示され、あらためて関連株に関心が向いた。

なかで積水化学は26日にペロブスカイト太陽電池の量産化に乗り出す計画をタイミングよく発表。好感買いを集め11月に付けた2,467円の上場来高を更新してきた。

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今日の市況概況
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12月26日(木)☆[概況/大引け]

ビザの滞在日数を増やし地方訪問を増やす

大引けの日経平均は437円高の3万9,568円、TOPIXは32ポイント高の2,766ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,295、下落銘柄数は297。出来高は19億6,895万株、売買代金は3兆8,817億円。
日経平均は続伸。本日が年内受け渡しの最終売買日なので、節税を意識した売りが一巡するという見方や日本政府が中国人向けビザを緩和したため、富裕層の訪日が景気に寄与すると期待された。

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