1月21日(火)のマーケット
1月20日の米国株式市場はキング牧師記念日の祝日で休場。
米大統領就任演説で関税引き上げ具体策に言及せず、日経平均は高寄りしたが、カナダとメキシコに2月に25%の関税と伝わり伸び悩んだ。終盤は法人税最低税率の国際ルールから離脱でやや復調。SWCCはGS証券が新規「買い」。仏マクロン大統領が「防衛費増額の際、多くの国では米国の装備品購入に充てようということになる」のでと反対表明。日本も防衛装備品は米国製という見方で防衛関連が下落。就任演説で仮想通貨に触れずセレス大幅安。
スタンダード市場では、リベルタが信用取引の規制解除で大幅反発。ReYuuJapanは2日連続ストップ高。東京ボード工業は環境ラベルの検証に合格しストップ高。ザインエレクは為替差益による上方修正を発表し大幅続伸。仮想通貨関連のメタプラネットがストップ安となった。
グロース市場では、フィスコが3日続伸、noteは反発。アストロスケールはみずほ証券が新規「買い」判断で上昇。ELEMENTSはグループ会社のオンライン本人確認サービスで累計本人確認件数が6000万件を突破で続伸。グローバルエクスパートナーズは利食い売りで大幅反落。
チャート上では、長い下ヒゲを伴う陰線。25日移動平均線(3万9248円)目前まで上値を伸ばした。上値は抑えられたが、一目均衡表の雲抜けも示現しており、3万9000円台を回復して大引けを迎えた。
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【トランプ氏、米大統領に就任 「黄金時代」を宣言】
日本証券新聞1月22日(水)紙面1面TOP記事掲載
政策の行方に関心 初日の日経平均は乱高下
ドナルド・トランプ氏は米国の東部時間20日正午過ぎ(日本時間21日午前2時過ぎ)、首都ワシントンの連邦議会議事堂で宣誓を行い、正式に大統領に就任した。
就任演説では4年前の任期中、2024年の選挙期間と変わらないトランプ節がさく裂。冒頭では「米国の黄金時代が今始まる」とぶち上げた。政策面では宇宙開発に意欲を示し「星々に米国の宇宙飛行士を送り出し、火星に星条旗を立てる」と話したほか、軍事面では「かつてない最強の軍隊を構築する」とした。また、事前の予想通り、不法移民の取り締まり強化、新たな石油・ガス開発を可能にする施策などにも言及。環境問題では世界の流れと完全に逆行し、バイデン政権のグリーン・ニューディール政策を終わらせ、EV(電気自動車)義務化を撤廃し自動車産業を救うなどと述べた。
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今日の市況概況
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1月21日(火)☆[概況/大引け]
トランプ大統領が法人税最低税率の国際ルールから離脱表明で日経平均はやや堅調
大引けの日経平均は125円高の3万9,027円、TOPIXは2ポイント高の2,713ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は941、下落銘柄数は615。出来高は15億3,819万株、売買代金は3兆5,062億円。
トランプ大統領が就任式の演説では関税を引き上げることは述べたが、具体策には言及しなかったため、東証では自動車株が買われ、日経平均は高寄りした。
しかし、その後、トランプ大統領がカナダとメキシコからの輸入品に2月1日に25%の関税を課すと発表したため、下落した。
ただ、日本は関税がまだ課されていないため、中盤の日経平均は小幅高で推移した。
そして、トランプ大統領が法人税最低税率の国際ルールから離脱を表明したため、終盤はやや堅調となった。
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