1月23日(木)のマーケット
1月22日の米国株式市場は3日続伸。エヌビディアとアームは、ソフトバンクグループ、オープンAI、オラクルのAIインフラ整備のプロジェクト「スターゲート」に技術面で連携することで買われた。オラクルは続伸。S&P500は一時6,100となり、12月6日の取引時間中の最高値6,099を上回った。終値では12月6日の6,090に接近する6,086。NYダウは前日比130ドル(0.30%)高の44,156ドル。ナスダックは2万ポイント乗せ。取引時間中では1月6日以来、終値では12月26日以来。ネットフリックスが好決算で大幅高。スポーツ中継を増やしたことで、10~12月期決算の売上高が前年同期比16%増、純利益は約2倍となり、会員数は3億人を突破した。NASDAQ総合指数は前日比252ポイント(1.28%)高の20,009。S&P500指数は前日比37ポイント(0.61%)高の6,086。
イーロン・マスク氏がソフトバンクGなどのAIプロジェクトの資金力を疑問視したことで上げ幅を縮めた場面もあったが、出資計画が発表されたことで切り返した。サウジ皇太子が米国への投資拡大を語ったと伝わり一時4万円乗せ。フジクラとソフトバンクGが続伸。AIには大量の電力が必要なため発電タービン・プラントの三菱重工が物色された。空港ビルは羽田空港の施設料を約2割値上げ発表で大幅高。ディスコは反落。フジメディアが安い。
スタンダード市場で、ギグワークスはスマホで写真を撮り稼ぐ「SNPIT」のトークンが暗号資産取引所に上場していることから暗号資産関連として続伸。塩水港精糖は上方修正を好感。量子コンピューター関連のNFHDが再び大幅高。太陽光発電関連のウエストHDが売られた。
日経平均の上昇が目立ったため、グロース市場の銘柄への関心は乏しく、前日に買われたカバーやオンコリスバイオファーマが反落。レナサイエンスが伸び悩んだ。247やティムス、ソフトフロントといった低位株が買われた。調整していた弁護士ドットコムが反発。
チャート上では、上下にヒゲを伴う陽線。連日のギャップアップとなり、4万円の大台まで上値を伸ばした。一目均衡表の雲抜けに続きパラボリックも陽転を示現しており、買い方優勢のトレンドが明確になった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
注目記事 Pick up
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【東証公表リストは穴株候補の宝庫?!】
日本証券新聞1月24日(金)紙面1面TOP記事掲載
関心呼ぶ「機関投資家からのより活発なコンタクトを希望」
ガバナンス改革に向けた東証の“新しい取り組み”が注目を集めている。東証では毎月中旬、「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」を開示した企業を公表しているが、プライム市場では既に「開示済み」が84%、「検討中」と合わせて90%に達し、開示して当たり前の状況となった。これに対し、15日に公表した今月分から、開示企業の一覧表に「機関投資家からのより活発なコンタクトを希望」という項目が加わり、コンタクト先として「広報部」や「経営企画本部IR部」「IR課4名で」といった具体的な部署名まで記載するようになっている。
・・・続きは紙面・Digital版で!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
今日の市況概況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1月23日(木)☆[概況/大引け]
一時4万円乗せ。サウジによる米国投資拡大が好感された。AI向け電力の観点で三菱重工が高い
大引けの日経平均は312円高の3万9,958円、TOPIXは14ポイント高の2,751ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は640、下落銘柄数は936。出来高は18億7,279万株、売買代金は4兆6,322億円。
イーロン・マスク氏がソフトバンクグループやオープンAIのAIインフラ整備のプロジェクトの資金力を疑問視したことで、日経平均は上げ幅を縮めた場面もあった。
だが、ソフトバンクグループとオープンAIから出資計画が報じられたことで、切り返した。
詳しくはコチラ