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コラム2025年1月27日

【本日のマーケット】1月27日（月）

1月27日（月）のマーケット                                                                   

1月24日の米国株式市場は5日ぶりに反落。1月28～29日のFOMCを控え、持ち高調整の売りが優勢となった。エヌビディアとオラクルが反落。テキサス・インスツルメントは1～3月期の売上高見通しがアナリスト予想を下回ったことで売られた。アメリカン・エキスプレスは決算発表で、2025年の収入を8～10％増との見通しを示したため、慎重と受け止められ下落した。ノボノルディスクは次世代肥満症薬「アミクレチン」の初期臨床試験で最大22％の減量効果が見られたと発表したことで買われた。競合のイーライリリーも期待感から上昇。NYダウは前日比140ドル(0.32％)安の44,424ドル。NASDAQ総合指数は前日比99ポイント(0.50％)安の19,954。S＆P500指数は前日比17ポイント(0.29％)安の6,101。

中国の新ＡＩモデル「ＤｅｅｐＳｅｅｋ」の脅威が報じられ、時間外取引でナスダック100先物が売られたため、半導体関連とデーターセンター関連のフジクラや古河電工、ＡＩ関連のソフトバンクＧが売られた。一方、他のセクターは上昇したため、ＴＯＰＩＸは小じっかり。日銀の利上げを受け銀行が高い。ＩＨＩやＫＤＤＩが買われ、ブリヂストンは老朽化した米国の１工場の閉鎖で上昇。中国の春節８連休を控え、三越伊勢丹が物色された。

スタンダード市場では、仮想通貨関連のギグワークスが４日続伸。ヒガシ21とテクノホライゾンは決算発表で買われた。ＲｅＹｕｕＪａｐａｎは本日もストップ高。極楽湯は「学園アイドルマスター」とのコラボ企画による集客効果期待で昨年来高値。ハーモニックとＭｉｐｏｘは下落。

グロース市場では、ｎｏｔｅとレナサイエンス、総医研が大幅続伸。ＥＬＥＭＥＮＴＳがストップ高。低位のＤＸ関連としてナイルが物色されストップ高。クラスターテクノロジーとセカンドサイトが買われた。ハートシードは大幅安。シルバーエッグは業績予想の下方修正で売られた。

チャート上では、上ヒゲを伴う大陰線。4万250円台まで上値を伸ばすもボリンジャーバンドのプラス2シグマ（4万364円）を前に失速。5日移動平均線（3万9626円）を割り込んでの大引けとなった。

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【利上げ継続 織り込みへ　次回は7月か】
 日本証券新聞1月28日（火）紙面1面TOP記事掲載

三菱UFJが上場来高値、みずほも昨年来高値更新  出遅れ生保セクターもマーク　かんぽの巻き返しも

かんぽ生命保険(7181・日足)

27日の東京市場はAI関連銘柄の急落を受け、日経平均株価がさえない展開。その一方、銀行株を中心にした金融セクターの上昇を受けTOPIXは堅調に推移した。三菱UFJFG(8306・P)が2006年4月の上場来高値を、みずほFG(8411・P)も年明け第1週に付けた昨年来高値を更新した。ほか、損保セクターではSOMPOHD(8630・P)が連日の高値。

24日の日銀政策決定会合では事前の予想通り政策金利が0.25%から0.5%に引き上げられた。サプライズなしとの受け止めだったが、植田和男総裁は会合後の会見で、今回の利上げ後も緩和的な金融環境が続いているとの認識を示し、経済・物価の見通しが実現する確度が高まれば、今後も利上げを続ける方針を明らかにした。市場には7月、または9月の会合で0.25%ポイントの利上げが実施され、2026年の利上げで政策金利が1%に到達するとの見方が多い。

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今日の市況概況
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1月27日（月）☆[概況/大引け]

中国のAI脅威で半導体AI関連は下落。一方、不動産が買われた

大引けの日経平均は366円安の3万9,565円、TOPIXは7ポイント高の2,758ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,280、下落銘柄数は325。出来高は17億9,165万株、売買代金は4兆4,651億円。
米CNBCが24日に「中国の新しいAIモデル『DeepSeek』が米国の支配を脅かす仕組み」と報じた。
「中国にあるあまり知られていないAI研究所が、より安価で非強力なチップで構築されているにもかかわらず、アメリカの最高のものを凌駕するAIモデルをリリースした後、シリコンバレー全体でパニックを引き起こした。
DeepSeekは、このラボの名称を冠しているが、12月下旬に無料のオープンソースの大規模言語モデルを発表したが、これはエヌビディアのH800sと呼ばれる機能低下型のチップを使用して、わずか2カ月で600万ドル未満で構築できた」と伝えた。
このニュースを受けて、時間外取引でナスダック100先物が売られたため、今晩の米国株下落が警戒され、日経平均も売られた。

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