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コラム2025年1月29日

【本日のマーケット】1月29日(水)

1月29(水)のマーケット                                                                   

1月28日の米国株式市場は上昇。エヌビディアが反発し、8.9%上昇した。エヌビディアはDeepSeekは優れたAIの進歩と認めたが、推論には膨大な数のエヌビディア製GPU(画像処理半導体)と高性能ネットワークが必要と主張したため、買いが入った。アップルやメタプラットホームズも反発。AIブームを支えるという期待が後退し急落していたGeベルノバやビストラといった発電関連も反発した。ただ、マイクロン・テクノロジーやテキサス・インスルメンツやインテルなど半導体関連の一角は安い。NYダウは前日比136ドル(0.31%)高の44,850ドル。NASDAQ総合指数は前日比391ポイント(2.03%)高の19,733。S&P500指数は前日比55ポイント(0.92%)高の6,067。

米エヌビディアの反発を受け、朝高となったが買い一巡後は鈍化。後場は蘭ASMLの決算発表前にアドバンテストと日経平均が買われ、発表後に一段高。フジメディアは週刊文春の訂正で上昇。三菱重工やソニーG、みずほ、古河電工が高い。ラクトジャパンはUBS証券による投資判断引き上げで高い。AIの価格低下メリットのPKSHAは大幅続伸。愛知製鋼は大阪関西万博の自動運転バス関連で上場来高値。信越化学とMARUWAが売られた。

スタンダード市場では、名村造船が4日続伸。ダイハツディーゼルとムゲンエステートは業績・配当予想の上方修正で買われた。ウインテストは検査装置の新製品を発表し大幅高。ゴールドクレストは利益相反行為を否定し大幅続伸。ReYuu Japanや丸千代山岡家が安い。

グロース市場では、レナサイエンスが連日のストップ高。GENDAはカラオケ施設運営事業承継を好感。テラドローンはインドネシアとマレーシアで害虫管理プロジェクトにより大幅高。低コストAIによる恩恵期待でエクサウィザーズと弁護士ドットコムが高い。オキサイドが大幅安。

チャート上では、短い上ヒゲと長めの下ヒゲを伴う陽線。昨日下抜けた25日移動平均線(3万9286円)を大引けで回復した。一目均衡表の雲抜けも示現しており、明日以降の戻りにも期待したいところ。

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注目記事 Pick up
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AI関連 戻り鈍く 米中の新たな火種
 日本証券新聞1月30日(水)紙面1面TOP記事掲載

サービス提供のグロース株もマーク

PKSHA(3993・週足)

28日の米国市場でエヌビディア(NVDA)が9%高となるなど、「DeepSeek (ディープシーク)ショック」で急落していた関連株がひとまず反発に転じたことを受け、東京市場でも関連株が上昇に転じたが、上値は重かった。

29日は半導体テスターのアドバンテスト(6857・P)、光ファイバー・部品、電線のフジクラ(5803・P)などがカイ気配で始まった。しかし、買い戻しが一巡すると株価はマイナスに転じる銘柄も散見され、半導体製造装置(SPE)では東京エレクトロン(8035・P)ディスコ(6146・P)などがさえない展開。光ファイバー・電線需要拡大への期待で買われてきた古河電工(5801・P)も上値が重かった。日本時間午後3時にオランダのASMLが決算を発表、2025年の見通しが堅調だっとことから、その後は持ち直す場面もあった。

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今日の市況概況
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1月29日(水)☆[概況/大引け]

ASMLの第1四半期売上予想を受けて上げ幅拡大

大引けの日経平均は397円高の3万9,414円、TOPIXは18ポイント高の2,775ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は857、下落銘柄数は742。出来高は17億1,644万株、売買代金は4兆5,188億円。
エヌビディアはDeepSeekは優れたAIの進歩と認めたが、推論には膨大な数のエヌビディア製GPU(画像処理半導体)と高性能ネットワークが必要と主張したため、28日のエヌビディアは反発した。
29日の日経平均は朝高となったが、買い一巡後は鈍化した。
ただ、後場はオランダの半導体製造装置メーカーのASMLの決算発表を前にアドバンテストが買われ、日経平均も上向いた。

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