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コラム2025年2月4日

【本日のマーケット】2月4日(火)

2月4(火)のマーケット                                                                   

2月3日の米国株式市場は続落。関税引き上げによる悪影響が警戒され、主要3指数は売り先行で始まり、NYダウは朝方665ドル安となったが、メキシコへの関税は1カ月延期で合意したため、一時、49ドル高となった場面もあった。エヌビディアやテスラ、アップルが売られ、GMも安い。IBMは反発。NYダウは前日比122ドル(0.28%)安の44,421ドル。NASDAQ総合指数は前日比235ポイント(1.20%)安の19,391。S&P500指数は前日比45ポイント(0.76%)安の5,994。

米国がカナダとメキシコへの関税1カ月延期で、日本株は反発したが、日本も関税は免れないという見方で上げ幅を縮めた。中国への追加関税発動で一時、値を消した場面も。ソフトバンクGとオープンAIの共同出資会社を日本に設立で、半導体関連や光ファイバー関連が高い。京セラは来期からの自社株買い方針を好感。山形銀は株主優待制度導入で大幅高。三菱重工は業績予想を上方修正したがアナリスト予想に届かず小幅安。三菱自は下方修正で大幅安。

スタンダード市場では、AIフュージョンキャピタルがストップ高。ネクスGは暗号資産交換業のZaifとWeb3のコンサルのチューリンガムを傘下に持つZEDを子会社化するため一時ストップ高。東京衡機も子会社化によるデジタル事業開始で高い。クシムは資本業務提携解消でストップ安。

グロース市場では、カバーとELEMENTSが大幅高。リプロセルは臨床用iPS細胞が米国で第3相臨床試験へでストップ高。シャノンはマーケティングコンテンツ作成用AIにペルソナと広告コピーを作成できるプロンプト追加でストップ高。エネチェンジは第三者割当増資で下落。

チャート上では、上下に長めのヒゲを伴う陰線。上値を5日移動平均線(3万9163円)まで伸ばしたが、上値は抑えられた。一時は200日移動平均線(3万8631円)を割り込む水準となったが、大引けでは死守した。売り圧力の強さを感じさせる格好となった。

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AI関連 復活期待 ソフトバンクGとオープンAI 日本に新会社
 日本証券新聞2月5日(水)紙面1面TOP記事掲載

「スターゲート」を国内にも拡張

トランプ政権がメキシコ、カナダへの関税の発動を1カ月延期することを決めたことを受け、目先的な安心感が広がり、4日の東京市場は急反発。なかで、戻りをリードしたのはAI関連だった。

3日にソフトバンクG(9984・P)と米オープンAIが生成AIの共同会社を日本に設立すると発表したことが追い風となった。新会社はソフトバンクGとソフトバンク(9434・P)が設立した中間持ち株会社が50%、残りをオープンAIが出資する。発表の席にはソフトバンクGの孫正義会長兼社長とオープンAIのサム・アルトマンCEO(最高経営責任者)が出席し、国内企業向けに高度なAIサービスの提供を目指し、データセンター(DC)などのインフラ整備を進め「スターゲート」を日本にも拡張する計画を明らかにした。これを受け、電線・光ファイバー、DC関連など主要な関連銘柄が活況となった。

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今日の市況概況
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2月4日(火)☆[概況/大引け]

後場は下げ幅を縮め、中国への関税発動で一時、値を消した場面も

大引けの日経平均は278円高の3万8,798円、TOPIXは17ポイント高の2,738ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は858、下落銘柄数は722。出来高は21億4,669万株、売買代金は4兆8,961億円。
米国がカナダとメキシコへの関税を1カ月延期したため、日本株は反発したが、日本も関税は免れないという見方で上げ幅を縮めた。
そして、米国は中国に対しては予定通り4日から追加関税を発動したため、日本株は一時、値を消した場面もあった。

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