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コラム2025年2月25日

【本日のマーケット】2月25日(火)

2月25(火)のマーケット                                                                   

2月24日の米国株式市場でNYダウは小反発したが、ナスダックは3日続落。NYダウは一時271ドル高となったが、トランプ大統領が3月4日のカナダとメキシコに対する関税発動は予定通りとしたため、後半は伸び悩んだ。国防総省の予算8%削減方針の影響で、パランティア・テクノロジーズは4日続落。エヌビディアは26日に決算発表を予定しているが、続落となった。アップルは米国テキサス州に新工場を建設する計画を発表し、小幅高。ナイキはジェフリーズが投資判断を引き上げたことで買われた。NYダウは前日比33ドル(0.08%)高の43,461ドル。NASDAQ総合指数は前日比237ポイント(1.21%)安の19,286。S&P500指数は前日比29ポイント(0.50%)安の5,983。

日経平均は大幅反落。マイクロソフトが一部のデータセンターのリース解約とのレポートでフジクラや古河電工が売られた。AI投資が過剰になっているのではないかという不安も意識された。加えて、トランプ政権が東京エレクとASLMに対して中国での半導体装置のメンテナンスの制限要求報道も響いた。一方、ウォーレン・バフェット氏が5大商社への投資拡大に意欲を示したことが話題に。中外製薬など医薬品株が高い。電源開発は大和証券が格上げ。

スタンダード市場では、リミックスポイントが5日続落で大幅安。GFAが大幅安となり、東洋合成が安い。アライドテレシスは大幅反発。低位株のWHY HOW DOが物色された。サクサは通期の営業利益予想の上方修正と記念配当を発表し大幅高。下水道関連のイトーヨーギョーが高い。

グロース市場では、noteとテラドローンが反落し、AP(人工知覚)関連のKudanが安い。サイフューズは信用取引規制で売られた。カバーは反発し、先週新規上場したブッキングリゾートはストップ高。KIYOラーニングは「ビズリーチ」運営のビジョナルによる保有判明でストップ高。

チャート上では、上下にヒゲを伴う陰線。ギャップダウンで200日移動平均線(3万8676円)を下抜けて1月17日安値に接近した。3万8000円割れは回避したが地合い悪化は顕著となった。

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商社株、“バフェット効果”に逆行高
 日本証券新聞2月26日(水)紙面1面TOP記事掲載

「1年前の再現」 でもどこかが違う…

日経平均急落下の25日、突出した上げを見せたのが大手商社5社。三菱商事(8058・P)の一時9.4%高など急伸が相次ぎ、プライム市場上昇率2、5~7位に顔を並べた。業種別指数は4.86%高の卸売業が上昇率トップ(2位の医薬品は1.55%高)。

著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイが保有を公表する日本株は大手商社5社のみだ。バフェット氏が22日に公表した恒例の「株主への手紙」で、従来10%未満としていた保有比率上限を「適度に緩和することで5社と合意」「時間経過とともに5社に対する持ち分がいくらか増える可能性がある」などとしたことが刺激となった。5社のなかでも特に三菱商は昨年8月安値を唯一割り込み、前週20日で昨年5月最高値から37.7%安となっていただけに反騰のバネが効いた格好だ。

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今日の市況概況
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2月25日(火)☆[概況/大引け]

539円安。半導体関連は売られたがキオクシアは反発。5大商社が上昇

大引けの日経平均は539円安の3万8,237円、TOPIXは11ポイント安の2,724ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は725、下落銘柄数は845。出来高は19億6,656万株、売買代金は4兆8,611億円。
日経平均は下落。
マイクロソフトが米国内で一部のデータセンターのリースを解約したとTDカウエンがレポートで指摘したため、フジクラや古河電工といったデータセンター関連が売られた。
AI投資が過剰になっているのではないかという不安も意識された。
加えて、ブルームバーグが、トランプ政権の当局者らは、日本およびオランダの当局者らと最近会談し、東京エレクトロンとASMLホールディングのエンジニアが中国で行う半導体装置メンテナンス(保守・点検)の制限について協議したと報じたことも響いた。

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