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コラム2025年3月24日

【本日のマーケット】3月24日（月）

3月24日（月）のマーケット                                                                   

3月21日の米国株式市場は小反発。中盤までは続落だったが、トランプ大統領が相互関税について「私は変わらない。しかし、柔軟性という言葉は重要な言葉だ」と述べたため後半は戻した。ボーイングはトランプ大統領がアメリカ空軍の次世代戦闘機「F47」の開発を契約すると発表したことで買われた。「F47」はトランプ大統領が第47代大統領あることにちなんで命名されたとみられている。ライバルのロッキード・マーティンは下落。ナイキは売上見通しの下方修正で売られた。NYダウは前日比32ドル(0.08％)高の41,985ドル。NASDAQ総合指数は前日比92ポイント(0.52％)高の17,784。S＆P500指数は前日比4ポイント(0.08％)高の5,667。

相互関税が的を絞ったものになりそうという観測報道で様子見姿勢。フジクラとＳＢＧは続伸。米エリオットマジメントの取得報道で住友不動産が急騰し、三菱地所と三井不動産も高い。太陽ＨＤは連結総還元性向100％を目安とすると発表し急伸した。伊藤ハム米久は経営統合10周年記念配当で大幅高。一方、三菱重工とＩＨＩは続落。メガバンクは反落。アンビスは訪問看護で過剰請求と報じられストップ安。ゼンショーはすき家のみそ汁にネズミで下落。

スタンダード市場では、日本オラクルが第３四半期決算でクラウドサービスの成長が加速したことから大幅高。アリババ関連のアウンコンサルは上昇が継続。インタートレードが反発。バリオセキュアは光通信による保有判明でストップ高。フェローテックやＳｐｅｅｅは反落し、日本精鉱は４日続落。

グロース市場では、ＨＥＮＮＧＥが米国合弁会社を発表し反発。ＭＴＧはＳＭＢＣ日興が中立継続だが目標株価の引き上げが好感。ケイファーマは共同研究先の慶大医学部が臨床研究成果を発表しストップ高。ペルセウスやＡｉロボティクスは反落。交換できるくんは業績予想下方修正で下落。

チャート上では、寄付きが高値で大引けが安値となる「陰の丸坊主」。下降する25日移動平均線（3万7835円）に頭を抑えられる展開が続いている。本日は安値引けとなり、上昇してきた5日移動平均線（3万7655円）も割り込んでしまった。上値の重さが感じられる。

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【楽天証券、セキュリティ大幅強化】
 日本証券新聞3月25日（火）紙面1面TOP記事掲載

利用者から被害の声相次ぐ　デジタルアーツ、昨年来高値

楽天証券の利用者から不正アクセスによる被害を受けたとの報告が相次ぎ、楽天証券は22日、「緊急・重要 フィッシング詐欺にご注意ください」とのメールを顧客に送った。これを受けてフィルタリング技術に強みのあるデジタルアーツ(2326・P)が昨年来高値を更新。トレンドマイクロ(4704・P)、トビラシステムズ(4441・S)、かっこ(4166・G)などセキュリティ関連銘柄が一斉に上昇した。

20日前後からX(旧ツイッター)で楽天証券に口座を持つという投資家から、「NISA(少額投資非課税口座)を含む保有証券を勝手に売られ、中国株を買われた」などの被害情報が相次いだ。楽天証券などになりすましたニセメールやショートメッセージから不正なサイトにアクセスさせ、ID、パスワード、暗証番号などの個人情報を抜き取るフィッシング詐欺被害に遭ったとみられる。

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今日の市況概況
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3月24日（月）☆[概況/大引け]

後場はもみ合いだったが大引けで小幅安

大引けの日経平均は68円安の3万7,608円、TOPIXは13ポイント安の2,790ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は476、下落銘柄数は1,105。出来高は16億5,666万株、売買代金は3兆7,894億円。
トランプ政権による相互関税は「一斉射撃」ではなく、より的を絞ったものとなりそうだと報じられたため、様子見姿勢となった。後場はもみ合いだったが、大引けで小幅安となった。

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