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コラム2025年3月27日

【本日のマーケット】3月27日(木)

3月27(木)のマーケット                                                                   

3月26日の米国株式市場は反落。トランプ大統領が「米国外で生産された自動車に25%の関税を課す」と発言しリスク回避の動き。エヌビディアが下落。英フィナンシャル・タイムズは、中国国家発展改革委員会(発改委)が国内企業に対して新規データセンター建設や既存施設の拡張の際に、厳しいエネルギー効率要件を満たす半導体を使用するよう勧告していると報じた。米エヌビディアの半導体「H20」は、現時点で今回の新たな規制を満たしていないため、発改委中国テクノロジー企業に対し、H20を購入しないよう促していると報じた。NYダウは前日比132ドル(0.31%)安の42,454ドル。NASDAQ総合指数は前日比372ポイント(2.04%)安の17,899。S&P500指数は前日比64ポイント(1.12%)安の5,712。

米エヌビディアの下落でアドバンテストが売られ、マイクロソフトが米欧のデータセンター計画から撤退のレポートでフジクラと武蔵精密が安い。トランプ政権による自動車関税で自動車株が下落。一方、富士通はCLSAによる投資判断引き上げで上昇。大阪ソーダは肥満症治療薬向けのシリカゲル増産計画で高い。トプコンはKKRが買収合意近づくとの報道を好感。山梨中銀は会見を通知し地銀再編期待で買われた。SOMPOなど保険が高い。

スタンダード市場では、WHY HOW DOとアウンコンサルが大幅安。日本エマージェンシーアシスタンスは利食い売り。ホームセンターのセキチューは店舗運営コスト上昇で営業減益が続く見通しで大幅安。低位株のエスサイエンスが上昇。PバンCOMは日本ガイシとのセンサーデモ機でストップ高。

グロース市場では、直近新規公開株のミライロが反落。オンコリスバイオは株主総会で当局の審査が厳しいから険しい道のりと述べたため、大幅安。noteは横浜市教育委員会がnote pro一括導入でストップ高。イオレは新事業で暗号資産金融事業、AIデータセンター事業を発表しストップ高。

チャート上では、ギャップダウンで長めの下ヒゲを伴う十字足に近い陽線。終値では、かろうじて25日移動平均線(3万7676円)・5日移動平均線(3万7778円)上に踏み止まった。

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トランプ関税発効へ 自動車に25%
 日本証券新聞3月28日(金)紙面1面TOP記事掲載

日経平均は一時470円安

トランプ関税の発動が決まり、27日の東京市場では日経平均株価が一時前日比470円超の下げとなった。終値は同227.32円安の3万7,799.97円だった。AI関連株が急落したことも下げをきつくした。

トランプ氏は26日、米国に輸入される全ての自動車を対象に追加関税を課す計画を発表した。2.5%からスタートし25%に引き上げる方針。4月3日に発効する。自動車部品に関しては米、メキシコ、カナダ3カ国の貿易協定(USMCA)に準拠する部品は当面、関税が免除される見通しだ。

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今日の市況概況
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3月27日(木)☆[概況/大引け]

終盤下げ幅を縮め、TOPIXは小幅高に

大引けの日経平均は227円安の3万7,799円、TOPIXは2ポイント高の2,815ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,051、下落銘柄数は524。出来高は20億628万株、売買代金は4兆8,465億円。
米エヌビディアの下落でアドバンテストが売られ、マイクロソフトが米欧のデータセンター計画から撤退のレポートで、データセンター関連のフジクラと武蔵精密が安い。
トランプ政権による自動車関税で自動車株が下落した。

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