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コラム2020年5月21日

【緊急開設 新型コロナウイルス関連ページ】ドラッグストア・薬局業界への影響シナリオ分析

xenoBrainによるAI解析

経済の未来をスコア化するSaaS型AIサービスを展開しているxenodata lab(ゼノデータ・ラボ) 

AI解析ツールの【xenoBrain】で膨大なデータから企業業績や需要動向、素材価格の将来動向についてAIが総合的に評価したスコアを生成。より高度な意思決定のサポートとなるツールを提供しております。

今回、【xenoBrain】を利用して「新型コロナウイルスの国内上場企業への影響予測」を行いました。SaaS型AIサービス『xenoBrain』で提供している解析結果を一部抜粋、集計しまとめた情報となります。昨今の新型コロナウイルスに関連する国内の状況を鑑み、解析結果の一部の無料公開に踏み切りました。今後のアクションを考える一つの指針としてお役立てください。

 

ポジティブインパクトの業界に焦点をあて、AI予測レポートを見てみる。

【xenoBrain】では、CLASS 4 経済影響規模大として、製薬、スーパー・コンビニ、食料・飲料、通信インフラ、ドラッグストア・薬局、等10業界を挙げている。第5回目の今回は、ドラッグストア・薬局業界をピックアップ。

新型コロナウイルスのドラッグストア・薬局業界への影響シナリオ *出所: 

業界別に見る新型コロナウイルスの影響

ドラッグストア・薬局業界への影響シナリオ分析

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、マスクや消毒液等の衛生用品需要が急騰している。また、トイレットペーパー等の一部生活用品の大量購入等も相俟って、顧客の来店頻度が大きく上昇することが見込まれる。実際に、2月の国内大手ドラッグストアの既存店売上は前年同期比20%以上の増収で着地した。
訪日外国人観光客の著しい減少による減収影響はあるものの、今後も外出自粛期間が続く中で日用品、衛生用品、加工食品等の需要が引き続き見込まれ、全体としては増益影響が示唆される結果となった。

ドラッグストア・薬局業界に影響する主なトピック例

1 日本巣ごもり消費増加

2 日本訪日外国人数減少

ドラッグストア・薬局業界の企業別影響予測ランキング

【増益可能性 上位15社】

集計:2020/4/12時点

新型コロナウイルスのドラッグストア・薬局業界への影響 最新ニュース

新型コロナウイルスの業界への影響を記載した、業界専門誌の考察記事や主要経済誌のニュースをピックアップしています。

2020/05/18

■ウエルシアはコロナの影響でマスクや消毒薬などの売上が急増し、巣籠もり消費で食品にも動きがみられた。
■池野隆光会長は、一過性のものではなく、消費行動が変わることを指摘する。
■オンライン調剤に対応し、レイアウトやOTC、化粧品の品揃えを見直し、コロナ後の店づくりを研究する。

2020/05/15

■ゲンキーは、新型コロナによる景気悪化などで大学や短大を中途退学した学生を、特別条件で正社員採用する
■募集期間は特に設けず随時面接を進め、採用枠は10—20人程度。
■また営業自粛中の企業従業員を対象に、店舗のパート・アルバイト従業員で短期採用することも始めた。

2020/05/14

■日本の大手ドラッグストアチェーン、マツモトキヨシは、台北駅の微風台北車站地下1階に新店舗をオープン。
■台湾12店目で、新規出店は今年5店目だ。
■新型コロナ拡大を受け、日本旅行で買い物ができない中、日本で人気のコスメや日用品などの販売拡大を図る。

2020/5/08

■インドで、薬剤師が新型コロナ治療のために製造した薬品を服用して死亡し、その上司も病院に搬送された。
■ハーブ薬を扱う会社で働いていた2人は、酸化窒素と硝酸ナトリウムを調合した治療薬を自宅で試験。
■薬剤師は、地元の市場で化学薬品を購入して薬を製造した。

2020/5/06

■米ドラッグストアチェーンCVSヘルスが発表した1-3月期決算は、利益と売上高が市場予想を上回った。
■新型コロナウイルス流行が薬局・小売り事業の追い風となった。
■純利益は20億1000万ドル、1株利益は1.53ドルだった。