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IPO2020年10月30日

新規上場紹介 クリーマ 11月27日 マザーズ ハンドメイドマーケットプレイスの運営

クリーマ(4017)が11月27日、マザーズに新規上場する。

創作活動に取り組ム全国のクリエイターと生活者(ユーザー)が、オンライン上で直接オリジナル作品を売買できるCtoC(個人間)取引のハンドメイドマーケットプレイス「Creema」の運営を行っている。

同社グループの収益は、「Creema」上での販売手数料、「Creema」のプラットフォームを活用したサービスにおける各種広告収入、イベント・ストアサービスにおける出店料・入場料、および販売手数料収入、そしてクラウドファンディングサービスの成約手数料などで構成している。

「Creema」は2010年に開始。ハンドメイドマーケットプレイスの先駆者的存在。同社が決済の仲介を行い、購入代金から一定の販売手数料を同社が差し引き、その残金を売り上げ金としてクリエイターに入金する仕組み。16年7月には海外展開の第一歩として中国語版「Creema」をリリースするとともに、子会社を台湾に設立した。日本国内で活動するクリエイターが台湾・香港のユーザーに向けて自身の作品を出品することが可能になるとともに、日本のユーザーも台湾・香港のクリエイターの作品を手軽に購入できるようになった。

「Creema」の出店クリエイター・企業・地方公共団体のマーケティング支援などを行うプラットフォームサービスを提供している。18年には内部広告サービスの提供を開始しており、この広告機能はクリック課金型の収益モデル。巨大なユーザー基盤を活用して、企業や地方公共団体をクライアントとする外部広告サービスも提供している。

クリエイターとユーザーをリアルの世界で結びつける大型イベントや常設店も展開している。

20年6月にはハンドメイドに限定することなく、あらゆるジャンルのクリエイターの創造的な活動を応援することに特化した購入型クラウドファンディングサービス「Creema SPRINGS」も開始している。

EC(電子商取引)サイトでの商品購入ニーズの高まりから、「Creema」の流通総額は21年2月期の第2四半期累計で前年同期比約86%増の79億9,700万円となった。通期の業績は、売上高19億3,700万円(前期比27.7%増)、経常利益1億4,400万円(同3.1倍)の予想。

概要

●事業内容=ハンドメイドマーケットプレイス「Creema」の運営、およびクリエイターのエンパワーメントを目的とする各種サービスの提供
●本社=東京都港区北青山2-12-5
●代表者=丸林耕太郎代表取締役社長
●設立=2009年3月
●上場前資本金=1億円
●発行済み株式数=608万9,000株(上場時)
●筆頭株主=丸林耕太郎(上場前31.89%)
●公募株式数=11万3,000株
●売出株式数=155万9,700株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が16万7,200株)
●仮条件=11月9日に決定
●ブックビル期間=11月11日から17日まで
●引受証券=SBI(主幹事)、大和、みずほ、SMBC日興、エース、岩井コスモ、岡三、丸三、水戸

業績推移(連結)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2019.2 1,150 ▼372 ▼100.92 0
2020.2 1,517 45 ▼7.58 0
2021.2(予) 1,937 144 40.00 0
※単位100万円、1株利益は円
▼は赤字

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