サインド(4256)が12月22日、マザーズに新規上場する。

理美容店向けにクラウド型予約管理システム「BeautyMerit」を販売している。集客、予約、施術、会計、アフターフォローに至るまで、最適な顧客体験(CX)の構築と働き方改革を支援するサービス。

具体的にはスマートフォンアプリに、店舗情報掲載、24時間利用可能な予約システム、マイページ機能による予約履歴確認、店舗独自のポイント、ランク機能によるリピーター化支援、トーク機能を活用したアフターフォロー、EC機能による商品販売などを盛り込んでいる。ウェブやグーグル、LINEで予約も可能。

また、複数の集客サイトの予約管理を自動化する一元管理を提供している。11の集客サイトと連動しており、「BeautyMerit」の情報を更新すると自動的に反映され、店側の業務負担を軽減する。POSシステムとの連動もしており、会計業務も削減できる。

契約店舗は右肩上がりで21年10月末で5,600店舗以上に上る。

サブスクリプション売上高比率は77%と安定しており、売上高は順調に増えている。

2022年3月期の業績は売上高10億5,100万円(前期比31.5%増)、営業利益2億7,200万円(同44.7%増)を見込んでいる。(HS)

●事業内容=理美容店舗向けクラウド型予約管理システム「BeautyMerit(ビューティーメリット)」の開発・提供
●本社=東京都品川区西五反田1-25-1
●代表者=奥脇隆司代表取締役社長
●設立=2011年10月
●上場前資本金=100万円
●発行済み株式数=580万株(上場時)
●筆頭株主=奥脇隆司(上場前43.82%)
●公募株式数=80万株
●売出株式数=54万株(ほかにオーバーアロットメントで20万1,000株)
●仮条件=12月2日に決定
●ブックビル期間=12月6日から10日まで
●引受証券=野村(主幹事)、SBI、三菱UFJモルガン・スタンレー、岡三、松井、いちよし