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IPO2020年10月29日

新規上場紹介 ジオコード  11月26日 JASDAQ Webマーケティングが主力

ジオコード(7357)が11月26日、JASDAQに新規上場する。

SEO(検索エンジン最適化)対策などWebマーケティングが事業の柱。業務支援ツールをSaaS(ソフトウエアをインターネット経由で提供)形態でサービス提供するクラウド事業も展開している。

SEO対策は創業間もない2005年から提供している。SEOとは、グーグル、ヤフージャパンなどWeb上のキーワード検索でWebサイトの上位表示を実現するための施策を実行し、Webサイトへの流入を促すことで集客を強化するマーケティング手法の一つ。施策を提案するコンサルティングだけでなく、必要となるWebサイトの内部構造の改善作業の実装やWebサイトに掲載する記事の作成などの改善まで併せて行うことにより、検索結果の上位表示を超えてコンバージョン(Webサイトにおける最終的な成果)獲得の最大化まで踏み込んだサービスを提供している。

また、リスティング広告を中心としたWeb広告全般の運用代行サービス、顧客が開設またはリニューアルを予定するWebサイトの企画・制作・保守運用サービスを提供している。

クラウド事業は主として中堅・中小企業に対して、操作性に配慮し、かつ顧客が必要とする機能を低価格で利用できるクラウド型業務支援ツールを提供している。「ネクストICカード」は交通系ICカードを利用して、勤怠管理や交通費精算に加え、交際費や会議費などの経費精算も処理できる業務支援ツール。短期間かつ低コストで容易に導入可能な設計としている。営業支援ツール「ネクストSFA」は、見込み顧客の管理から商談の管理、さらに案件成立後の顧客管理までの一連の営業プロセスを見える化して効率的に管理できる業務支援ツール。

今後は、①Webマーケティング事業におけるサービス品質の維持・向上。②クラウド事業における提供ツールの機能向上。③継続取引の強化による収益安定化。④営業力の強化と新たな販路の開拓。⑤認知度の向上―などを図っていく。

21年2月期の業績は、売上高31億7,200万円(前期比6.9%増)、経常利益1億6,900万円(同9.4%増)の予想。Webマーケティング事業は30億3,100万円(同7.0%増)、クラウド事業は1億4,100万円(同4.9%増)を見込んでいる。

概要

●事業内容=Webマーケティング事業およびクラウド事業(業務支援ツール「ネクストSFA」「ネクストICカード」の開発・提供)
●本社=東京都新宿区新宿4-1-6
●代表者=原口大輔代表取締役社長
●設立=2005年2月
●上場前資本金=7,250万円
●発行済み株式数=247万株(上場時)
●筆頭株主=ディーグランド(上場前43.01%)
●公募株式数=42万株
●売出株式数=25万株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が10万500株)
●仮条件=11月5日に決定
●ブックビル期間=11月9日から13日まで
●引受証券=いちよし(主幹事)、SMBC日興、東洋、楽天、松井、SBI、マネックス、極東、岩井コスモ、岡三、丸三

業績推移(単体)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2019.2 2,415 55 0.43 0
2020.2 2,968 155 52.25 0
2021.2(予) 3,172 169 48.79 0
※単位100万円、1株利益は円

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