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IPO2021年3月8日

新規上場紹介 ジーネクスト 3月25日 マザーズ 顧客対応のDX化ソフトをクラウドで提供

ジーネクスト(4179)が3月25日、マザーズに新規上場する。

顧客対応をDX(デジタル・トランスフォーメーション)化するプラットフォーム「Discoveriez」を開発。クラウド経由で提供をしている。

「Discoveriez」は、コールセンターで受け付けた顧客からの電話、メールやチャットなどの内容を一元化。社内の各部署やサプライヤーなど社外の関係者との情報共有、対応処理の記録やリスクマネジメント、集計や分析などを管理できるソフト。基本的に1画面で収まり、使いやすさが特徴。システム教育コストを下げ、効率化に貢献する。また、各種データベースをプログラミングなしで構築できる。他社のシステムとの連携も可能。

顧客企業は情報共有を安心、安全にでき、商品開発、品質管理、マーケティングなど、様々な分野で活用できる。効率化だけでなく、長期的な利益にもつながる。さらに、リスクを小さな段階で検知する機能があり、顧客をクレーマーではなく、ファンにすることも促進できるという。例えば、複数のオペレーターがばらばらに受けているリスク情報を検知できるため、抜け漏れミスや属人化を低減。オペレーターの個人的な判断で対応が遅れて炎上させることなく、〝お客様の声〟から経営課題を設定して、危機管理、品質管理ができる。

これまでに得た豊富な知見データの分析するうえ、顧客ニーズをヒヤリングして、フィードバック。顧客対応情報がどんどん蓄積されて機能改善、拡充につながるとともに、顧客の満足度を高めていく。料金体系は導入料と月々のライセンス料。導入料が8割を占める。また、クラウドでなくユーザー企業の自社サーバーで構築・運用するオンプレミス型の対応もできる。

2021年3月期の業績は売上高8億6,300万円(前期比62.6%増)、営業利益1億8,300万円(前期は1億7,800万円の赤字)を見込んでいる。

概要

●事業内容=顧客対応ソフトウェア「Discoveriez」の開発および提供
●本社=東京都千代田区飯田橋4-7-1
●代表者=横治祐介代表取締役
●設立=2001年7月
●上場前資本金=3億9,613万7,000円
●発行済み株式数=408万2,200株(上場時)
●筆頭株主=横治祐介(上場前39.42%)
●公募株式数=35万株
●売出株式数=20万6,500株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が8万3,400株)
●仮条件=3月9日に決定
●ブックビル期間=3月10 日から16日まで
●引受証券=SMBC日興(主幹事)、大和、みずほ、マネックス、いちよし、丸三、岩井コスモ、水戸、極東、松井

業績推移(連結)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2019.3 505 ▼109 ▼46.44 0
2020.3 531 ▼183 ▼63.49 0
2021.3(予) 803 165 48.09 0
※単位100万円、1株利益は円
▼は赤字

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