スペースマーケット(4487)が12月20日、マザーズに新規上場する。

遊休不動産などのスペースの貸し借りのプラットフォームである「スペースマーケット」を運営している。インターネット・スマートフォンから誰でも簡単にスペースを時間単位で貸し借りすることができる。掲載スペースは全国47都道府県にわたり、9月現在、1万1,900件を超える掲載数を有する。法人による利用の多い会議室・セミナー会場のほか、レストラン・カフェ、スポーツ施設、住宅、映画館、廃校、お寺、お城など多種多様な貸しスペースを掲載。「映画館でセミナー」「無人島でコスプレ撮影会」「レンタルスペースでお花見・スポーツ観戦」などユニークで新しいスペースの活用文化を創造している。賠償責任を補償する保険サービスや修繕サービスの提供、スマートロック(スマホなどを用いて開閉・管理できる機器)や遠隔型の監視カメラなど、安全かつ安心なスペースの貸し借りを後押ししている。

ゲスト(スペース利用者)はスペース料金にゲスト手数料5%を加算した金額を利用料として同社に支払う。同社はゲストが支払ったスペース料金からホスト(スペースの提供者)手数料として基本手数料30%を差し引いた金額をホストに支払う。ゲスト手数料およびホスト手数料の合計が同社の売上高となる。

クリスマスパーティー、忘年会などのパーティー関連需要が高まる第4四半期(10～12月)、特に12月に売上高が偏重する傾向にある。

●事業内容=遊休不動産などのスペースの貸し借りのプラットフォームである「スペースマーケット」の運営など
●本社=東京都新宿区西新宿6-15-1
●代表者=重松大輔代表取締役社長
●設立=2014年1月
●上場前資本金=1億円
●発行済み株式数=1,121万3,800株(上場時)
●筆頭株主=重松大輔(上場前34.84%)
●公募株式数=52万株
●売出株式数=127万4,700株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が26万9,200株)
●仮条件=12月4日に決定
●ブックビル期間=12月5日から11日まで
●引受証券=大和(主幹事)、みずほ、SBI、SMBC日興、松井、マネックス、いちよし、エース、岩井コスモ