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IPO2020年2月27日

新規上場紹介 ゼネテック 3月19日 JASDAQ システムの一括受託開発が主力

ゼネテック(4492)が3月19日、JASDAQに新規上場する。

組み込みソフトウエアやハードウエアのシステム受託開発と、製造現場の省力化・効率化を支援するエンジニアリングソリューションサービスの提供を行っている。

最大の強みはソフトウエア・ハードウエアの一体型開発力。今後、特に成長が期待される自動運転分野や製造業向けIoT(モノのインターネット)分野の組み込みシステム開発においては、ソフトウエアだけでなくハードウエア制御の知識が必須であり、さらにソフトウエアに比べて非常に高度な信頼性・安全性が要求される。同社にとっては一体型開発力と長年培ってきた通信・ネットワーク分野の開発技術力を生かせる領域となる。足元では車載分野やデジタル家電分野を中心とした組み込みシステム受託開発、半導体製造装置向けの量産品ハードウエア開発が大きく売り上げを伸ばしている。

ソリューションサービスは主に、世界トップのインストール台数実績を誇る米CNCソフトウエア社のCAD/CAM(コンピュータによる設計・製造)システム「Mastercam」のライセンス販売や操作や設定についての教育・研修、保守メンテナンス・サポートなどを展開。さらに新規事業として、災害時位置情報自動通知システム「ココダヨ」を育成中。大手損害保険会社の保険加入者向けOEM(相手先ブランドによる生産)サービスの提供や、携帯キャリアのプロモーション施策により課金ユーザーの獲得が好調に推移している。

概要

事業内容=組込みソフトウエアおよびハードウエアのシステム受託開発、製造業を中心とするエンジニアリングソリューションの提供
本社=東京都新宿区新宿2-19-1
代表者=上野憲ニ代表取締役社長
設立=1985年7月
上場前資本金=5,000万円
発行済み株式数=192万株(上場時)
筆頭株主=上野憲ニ(上場前41.85%)
公募株式数=31万2,000株
売出株式数=12万9,300株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が6万6,100株)
仮条件=2月28日に決定
ブックビル期間=3月3日から9日まで
引受証券=みずほ(主幹事)、岡三、いちよし、SBI、マネックス

業績推移(単体)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2018.3 4,004 134 55.98 3.5
2019.3 4,482 275 120.16 3.5
2020.3(予) 4,840 295 126.24 未定
※単位100万円、1株利益、配当は円

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