タカヨシ(9259)が12月24日、マザーズに新規上場する。

関東地方を中心に、地域の食のセレクトショップ「わくわく広場」を全国のショッピングモールなどに出店している。利用者は地元生産者の新鮮な食品を購入でき、生産者はショッピングモールの売り場を間借りできるメリットがある。

地元の商品を地元の人が、「地元の人に売る」ことを基本方針に地産地消を実現。一般的なスーパーやEC(電子商取引)サイトのような、ほかの店でも買える商品とは違う品ぞろえになっている。

ショッピングモール内に「わくわく広場」がテナントとして入居。登録した生産者が自分で値付けして出品。生産者がリアルタイムで販売状況を把握できる情報システムで、タイムリーな出品判断ができる。レジなどの業務は「わくわく広場」が行う。取扱品目は産直野菜が30%、弁当・惣菜・パン類が31%、加工品などが23%。

10月31日現在、北海道から九州まで122店舗を展開。このうち関東地方は82店舗に上る。今後、ドミナント戦略を深化させるとともに、未出店エリアへの進出や登録生産者拡大も進めていく。

2022年9月期は営業収益63億6,600万円(前期比15.2%増)、営業利益8億100万円(同16.3%増)を見込んでいる。(HS)

●事業内容=地域の食の産直プラットフォーム型店舗「わくわく広場」の運営
●本社=千葉市美浜区中瀬1-3
●代表者=高品政明代表取締役社長
●設立=1970年12月
●上場前資本金=5,000万円
●発行済み株式数=520万株(上場時)
●筆頭株主=株式会社スプリング(上場前56.51%)
●公募株式数=90万株
●売出株式数=51万5,000株(ほかにオーバーアロットメントで21万2,200株)
●仮条件=12月6日に決定
●ブックビル期間=12月8日から14日まで
●引受証券=野村(主幹事)、ちばぎん、SBI、マネックス、三菱UFJモルガン・スタンレー