タンゴヤ(7126)が8月24日、JASDAQに新規上場する。

メンズ、レディースのオーダースーツおよびオーダーシャツなどの企画・販売を行っている。

1928年(昭和3年)に大阪市東区(現在の中央区)において毛織物卸売商を個人創業したのが前身。その後、49年に法人化した。

現在、商品を販売している店舗は、札幌、仙台、東京、横浜など27店舗。「GINZA Global Style」を中心に展開している。「高感度で高品質、かつ低価格から中価格(1着あたり2万4,000～10万円未満・税別)のお買い得のあるビジネスウェアを提供する」という上質感と選ぶ楽しさを付加した店舗業態で、最大の特徴はプライベートフィッティングルーム(個室)になる。

2020年7月に、23年7月期を最終度とする中期経営計画を作成した。「事業の選択と集中により、GS事業でのさらなる収益拡大を狙う」ことが基本方針。(1)「多店舗展開を行うための人材育成の強化」、(2)「販売のオムニチャネル化」、(3)「オンラインオーダーサービスへの取り組み強化」、(4)「さらなる事業規模拡大に対応する基幹システムの開発」(5)「生産数量増への対応と多様な顧客ニーズへの対応力強化」、(6)「本社物流業務の見直しを行い、物流業務の効率化を図る」―の6つの戦略を掲げる。

21年7月期の業績は、売上高93億1,600万円(前期比3%増)、経常利益3億1,200万円(同21%増)の見通し。今期の配当は年15円71銭(前期は14円)予定。(KA)

●事業内容=メンズ、レディースのオーダースーツおよびオーダーシャツなどの企画・販売
●本社=大阪市中央区淡路町3-5ー1
●代表者=田城弘志代表取締役社長
●設立=1949年4月
●上場前資本金=8,000万円
●発行済み株式数=175万1,370株(上場時)
●筆頭株主=田城弘志(上場前26.62%)
●公募株式数=14万株
●売出株式数=7万株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が3万1,500株)
●仮条件=8月3日に決定
●ブックビル期間=8月5日から12日まで
●引受証券=みずほ(主幹事)、三菱UFJモルガン・スタンレー、SMBC日興、野村、SBI、マネックス